対象:ペットの医療・健康
10歳になるメスのミックス犬ですが、数日ほど前から急に飛蚊症と思われる症状が見られます。(何も飛んでいないのに、パクッパクッと宙を噛む行動が見られます)
やはり、飛蚊症でしょうか?
また、治療は薬がベストでしょうか?
加えて、おもらしもひどくなってきました。(これは、春ごろからだんだん量と回数が多くなってきた)
以前、手術した医者に相談したところ、避妊手術したのでなりやすいといわれましたし、今は年齢も考えるとある程度は仕方がないとは思います。
ただ、軽減はできないかと思っています。
飛蚊症は難しいかもしれませんが、食事やトレーニングで軽減できないでしょうか?(できれば薬ばかりに頼りたくない)
gonsukeさん ( 長野県 / 男性 / 51歳 )
回答:2件
宙を噛む行動と尿漏れ
はじめましてアレス動物病院の沖田と申します。
さて、宙を噛む行動とのことですが、確かに飛蚊症など眼科疾患の可能性もないとはいえませんが(たぶん飛蚊症という症状の出方は稀です)、神経症状や呼吸器疾患など他の疾患の可能性も考慮すべきです。
神経症状などの場合は、脳自身の問題だけでなく、腎不全や糖尿病、肝不全などの内臓疾患からもおきることもあるので、目の検査だけでなく、神経の検査や内臓を含めた血液検査も併せて行う必要があります。
また犬種にもよりますが、10歳のワンちゃんというと人間で言うと50~60歳程度(大型犬だともうちょっと上になりますが)ですので、年齢的な尿漏れとは考えにくく、糖尿病や腎不全、泌尿器疾患、ホルモン異常、神経疾患などを合わせて疑うべきです。
治療法は病気の原因によりけりですので、まずは主治医の先生のもとで血液検査を含めた様々な検査を行い、原因を突き止めてから治療の選択をするのがよいかと思います。
症状によっては、検査をするまでもなく、見ただけでわかるような特徴的な病気もありますので、まずは病院へ連れて行ってあげてください。
評価・お礼

gonsukeさん
返信が遅くなり、申し訳ありません。
とても分かりやすい説明ありがとうございます。
元気に走り回っていますので、ついつい大丈夫だと思い込んでしまいます。
早々に医者へ連れて行き、原因と治療を突き止めたいと思います。
何か進展がありましたら、報告したいと思います。
回答専門家

- 沖田 将人
- (富山県 / 獣医)
- アレス動物医療センター センター長
地域に密着したワンランク上のホームドクターを
アレス(Alles)とはドイツ語で「あらゆること」を意味します。インフォームドコンセントの充実、年中無休、CTスキャナ導入など動物たちの幸せにつながることなら、飼い主様のあらゆる要望にお応えしたい。そんな願いを込めて診療に取り組んでいます。

Re:10歳ミックス犬
お返事遅くなり申し訳ございません。
10歳の犬が何も飛んでいないの宙を咬む行動が出てきたら、
・脳の病気
・行動学的異常
・視力障害
の3つが考えられるでしょう。
また、尿漏れもあるようです。年齢としてあきらめてしまわず、
まずは高齢犬のための健康診断を受けるべきです。
尿漏れの多くは多飲によるもので、腎臓病・肝臓病など病気の徴候でもあります。
全身状態を把握したのち、問題が見つからなければ、次に詳細な眼科検査を受けて下さい。
さらに、眼科に問題が見つからなければ、神経学的検査、状況によっては
MRIなどの画像診断や、脳波検査が必要なる場合もあります。
すべて除外できたら行動学的な問題ということになります。
雌犬の尿漏れは、避妊手術との関連はむしろ否定されています。
一日も早く健診を受けられことをお勧めいたします。
(現在のポイント:-pt)
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