対象:マナー
回答:2件

佐野 由美子
ビジネススキル講師、マナー講師
1
基本は立場の高い人から順番に。
こんにちは。
複数の人同士の名刺交換についてお答えいたします。
まずは「どちらのグループ」が先に名刺を渡すかの判断です。
これは、取引関係などから立場の低い方のグループから先、ですね。
上司(立場の高い人)から、相手のグループの立場の高い人へ順番に名刺をお渡ししていきます。それが一通り終わったら、2番目に立場の高い人が、また順番に一通りお渡ししていきます。これが最も丁寧な名刺交換の礼儀です。
ただ、あまりお互いの人数が多い場合には、ずっと立ちながら待つのもスマートではありません。
よほど正式な場でない限りは、上司の名刺交換の進み方を見計らって、先に名刺を渡すべきグループの2番目に立場の高い人が、相手グループの高い人へと順番に名刺を交換していってよろしいと思います。
大切なマナーは、「どちらのグループが先に名刺をお渡しするか」
そして「立場の高い人から順番にお渡ししていく」の2つです。
また、取引関係、社会的地位、年齢などの上下関係がない場合には、「こちらが先に名刺を
お出しする」と覚えておきましょう。
迷ったら自分から先にご挨拶すること。
先に名刺をお渡しして失礼になることはありません。
もし、相手の方から先に名刺をいただいてしまったら、「申し遅れまして、大変失礼いたしました」と言い添えると、よい印象に繋がります。
ビジネスシーンでは、どんな場でも落ち着いて冷静に、相手グループのメンバーの序列を観察、判断していくスキルも養っていきたいですね。
日頃の心がけを重ねていくと、自然に名刺づかいのマナーは身についていくものです。
これからもがんばってください!

平川 裕貴
マナー講師
2
名刺交換にかける時間と重要度
マナー講師の平川裕貴です。
名刺交換は難しいですね。
マニュアルに書かれていることや、研修で習うことはあくまで基本のやり方で、実際の現場では、状況も違いますし、相手があることなので、なかなかマニュアル通りにはできませんよね。 特に複数対複数の時は戸惑われるでしょう。
名刺交換に関しての方法は、すでに別のプロの方が書いておられますので、私なりのアドバイスをさせていただきますね。
名刺交換をするということは、当然初対面同士ということですけれど、仕事の種類や相手との関係によって、名刺交換にかける時間や重要度が変わってくるのではないかと思います。
例えば、今後長いプロジェクトを一緒にするというような場合は、相手のお名前と顔を覚えるのはもちろんのこと、社内での立場や持ち場も把握する必要がありますので、時間をかけて、上司から順番にきちんと挨拶される必要があると思います。
逆に、例えば単発の仕事やイベントなどで一度きりのお付き合いというような場合は、名刺交換にそれほど時間をかける必要はないと思います。 実際後の仕事の段取りの方が重要でしょうから、あいている人同志、どんどん名刺交換をしていかれたらいいと思います。
ご質問の上下関係がない場合というのが、相手のグループに特に上司と思われる人がいないということであれば、同じく顔を合わせた順に手早く交換をされればいいと思います。
通常の会社対会社の場合は、軍隊のようにビシッとしすぎるのもかえって気づまりです。
今後のお付き合いのことを考えれば、ユーモアの一つも言うくらいの余裕を持って対応されたらいいと思いますよ。
新人さんならちょっと難しいかもしれませんが、こういうご質問をされるということは、前向きにお仕事に取り組んでおられるのですから、きっと自然に場の状況を判断してできるようになるでしょう。 頑張ってくださいね。
補足
ご質問者様が、社内でどのような立場におられるかはわかりませんが、大切な相手と複数で名刺交換をするということが分かっている場合は、あらかじめ上司やチームの皆さんと「名刺交換はどうしましょう?」と相談しておかれるのもいいと思います。
ただし、こちらはきちんと順番を待って行うつもりでいても、相手のチームが、順番に関係なく名刺を差し出してくるということもあります。 その場合は受け取らないと失礼になりますから、相手に合わせて交換していきましょう。
相手のあることですから、こちらの思うようにいかないことも多いので、そこは臨機応変にというしかありません。
(現在のポイント:-pt)
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