対象:エクステリア・外構
これから新築一戸建て住宅を建てる予定です。また、同時に家の隣(西側)にカスケードガレージNS-2500(ボンゴ車用)の設置も考えています。
家の基礎通気は基礎パッキンなので、あまり家と近い位置にガレージを設置すると基礎部分の通気が悪くなるのでは!?とも考えているのですが…。
家とガレージとの距離は、最低どれくらい離すと良いのでしょうか?
宜しくお願いします。
補足
2010/06/10 01:13現在までご回答頂いた皆様、ありがとうございます。
今のところ図面の段階で家とガレーシの距離は110センチになっています。これ位の距離は如何でしょうか?
また所在地は札幌(寒冷地)で、お願いしている工務店の標準仕様は、布基礎(基礎パッキン)+防湿シート+乾燥砂+床下断熱(1F床:FP板3種100mm)です。追加金額になってでも防湿コンクリートにした方が安心でしょうか?
引き続きご回答のほど宜しくお願いします。
おとーさん ( 北海道 / 男性 / 44歳 )
回答:4件
石塚 和彦
建築家
11
メンテナンスしやすいことが大切です。
初めまして。石塚和彦アトリエ一級建築士事務所の石塚と申します。
住宅をご新築とのこと。期待もいっぱいですが、不安もいろいろ出てきますよね。
御質問の件、基礎パッキンは、基礎部分に風を吹き込ませるような通風までは必要ありませんので、御心配されているようなことはないと思います。
ただ、将来的に住宅の基礎や外壁の点検・補修などのことを考えると、人が通れる幅(50-60センチ)程度の距離を確保した方がよいでしょう。
また、質問の答えとずれてしまいますが、
基礎の通気をする仕様の場合は、地面からの防湿対策(防湿コンクリートやポリエチレンフィルム)や床下での断熱・気密がとても重要になります。
施工のしかた次第で、住宅の性能が大きく変わってしまうこともありますので、設計者や工事担当の方にしっかりチェックしていただくとよいかと思います。
家創り、楽しんでください。
すばらしい家ができるといいですね。
評価・お礼
おとーさん
回答ありがとうございます。
今のところ工務店での図面の打ち合わせでは、当初、家とガレージの距離は60センチでしたが、(カスケードガレージの長さを2スパン延長して自転車置き場と考えているため)自転車を押して通れる距離を要望して110センチになっています。
また、ご指摘いただいた基礎の仕様ですが、標準仕様では「布基礎(基礎パッキン)+防湿シート+乾燥砂+床下断熱(1F床:FP板3種100mm)」となっています。(※当方の所在地は札幌です。)
やはり防湿コンクリート仕様にしてもらった方が安心なのでしょうか?
石塚 和彦
評価いただき、ありがとうございます。
偶然にも、同じ札幌だったのですね!
家とガレージの距離は冬季の落雪や吹き溜まりにも注意が必要です。
ご質問の件、防湿コンクリート仕様の方がハイグレードですが、乾燥砂でも問題ありません。
注意点として、施工の際に防湿シートを傷つけてしまったり、端部が足りずに基礎立上がり部分との隙間ができてしまうこともありますので、丁寧に施工していただいて下さい。
また、気密確保のために、床下断熱材の上には気密フィルムが必要かと思います。
床下地に、実(さね)付の厚い構造用合板(フローリングのように凹凸をはめ合わすように加工してあるもの)を使用する場合には、ある程度の気密が確保できますが、大きなコストアップにならないですので、気密フィルムは施工することをお勧めします。
断熱材のFP板は、木や配管との隙間をしっかり埋めることが重要です。
発泡ウレタンなどを充填して隙間のないように施工していただいて下さい。
工事が楽しみですね。
中島 通泰
ガーデンデザイナー
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基礎パッキンだけで通気は大丈夫なのか?
こんにちは。NS-2500は結構大きいガレージですから、あまり近接すると影響はあるでしょう。不安要素は納得いくまで関係者と検討しましょう。
仕事柄様々なハウスメーカー、工務店の家を見てきました。
ベタ基礎 基礎パッキン工法や従来の通気口のある基礎など床下通気については各社の経験や価値観で形状が違います。どれが望ましいのかはネット上でも議論されています。
家とガレージがどの程度かぶるのかにもよりますが、ご心配なら円形状の通気口を基礎側面に設けてみてはいかがでしょうか?
中基礎の形状、複雑さによっては床下の通気はパッキンだけで本当に十分なのかは個人的には周辺環境によると思います。
目線を変えてシロアリ予防の業者さんのブログに参考になりそうな記事がありましたのでご紹介します。
シロアリ屋の独り言 『基礎パッキン 通気』で検索でも確認できます。
http://siroari.blog.so-net.ne.jp/2010-03-14-1
実際に空けるべき距離は極端に広くあけられないようでしたら、どちらにしてもその方向からまっすぐ吹く風を止めてしまうので1mでも2mでも大差ないような気がします。家とガレージ両方に対して将来のメンテナンスに必要な間隔の確保は絶対条件です。
名古屋のエクステリア設計施工のアーバンスケープ
http://www.urbanscape-labo.net/
評価・お礼
おとーさん
回答ありがとうございます。
当方は札幌在住ですが、確かにシロアリや湿気による被害については心配になった事があります。被害の決定的な防止策については未だ見つける事ができてませんが…。シロアリ屋の独り言、とても興味深いページでした。
家をお願いしている工務店の標準仕様は、布基礎(基礎パッキン)+防湿シート+乾燥砂+床下断熱(1F床:FP板3種100mm)で防湿コンクリートはありません…。追加金額になってでも防湿コンクリートにした方が安心でしょうか?
また、今のところ家とガレージの距離は図面の段階で110センチとなっています。やはりこの距離だと良くないですよね!?敷地関係上、ガレージを諦める事も選択肢として考えてみようと思います…。
中島 通泰
ご評価有難うございます。札幌なんですね。正直私は雪が積もる地域で暮らした事も、仕事で関わった事もありませんので雪がどう影響するかは未知の世界です。ガレージがないと雪の時は不便かもしれません。簡単にあきらめられる内容ではなさそうですね。基礎の仕様に関しても積雪地域の特性への知識がありませんので中途半端なお答えができません。申し訳ありません。地元の事をよく理解されている工務店さんや専門家さんと引き続きお話し合いしてみて下さい。
横山 彰人
建築家
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メンテナンスとプロポーションを考えて
文面拝見しました
基礎部分の通気は気にする必要はありません。
配慮すべきはメンテナンス可能な距離を取ること、そして家とガレージのプロポーションに注意すべきです。
見た目に窮屈に見えたり、バランスが悪くならないように気をつけてください。
横山彰人
評価・お礼
おとーさん
これまでの工務店側との図面の打ち合わせでロケーションや外壁メンテナンススペースを考慮してきました。工務店の建築士さんも基礎パッキンの通風効率については、そんなに気にするレベルではないのでは!?という様な話でした…が、少し気になったのでコチラのHPで質問させて頂いた次第です。今のところ図面の打ち合わせ段階ですが、家とガレージの距離が110センチになっています。距離に関しては、ガレージ程度では問題無いという見解でよろしいでしょうか!?
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