対象:エクステリア・外構
石塚 和彦
建築家
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メンテナンスしやすいことが大切です。
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初めまして。石塚和彦アトリエ一級建築士事務所の石塚と申します。
住宅をご新築とのこと。期待もいっぱいですが、不安もいろいろ出てきますよね。
御質問の件、基礎パッキンは、基礎部分に風を吹き込ませるような通風までは必要ありませんので、御心配されているようなことはないと思います。
ただ、将来的に住宅の基礎や外壁の点検・補修などのことを考えると、人が通れる幅(50-60センチ)程度の距離を確保した方がよいでしょう。
また、質問の答えとずれてしまいますが、
基礎の通気をする仕様の場合は、地面からの防湿対策(防湿コンクリートやポリエチレンフィルム)や床下での断熱・気密がとても重要になります。
施工のしかた次第で、住宅の性能が大きく変わってしまうこともありますので、設計者や工事担当の方にしっかりチェックしていただくとよいかと思います。
家創り、楽しんでください。
すばらしい家ができるといいですね。
評価・お礼
おとー さん
回答ありがとうございます。
今のところ工務店での図面の打ち合わせでは、当初、家とガレージの距離は60センチでしたが、(カスケードガレージの長さを2スパン延長して自転車置き場と考えているため)自転車を押して通れる距離を要望して110センチになっています。
また、ご指摘いただいた基礎の仕様ですが、標準仕様では「布基礎(基礎パッキン)+防湿シート+乾燥砂+床下断熱(1F床:FP板3種100mm)」となっています。(※当方の所在地は札幌です。)
やはり防湿コンクリート仕様にしてもらった方が安心なのでしょうか?
石塚 和彦
評価いただき、ありがとうございます。
偶然にも、同じ札幌だったのですね!
家とガレージの距離は冬季の落雪や吹き溜まりにも注意が必要です。
ご質問の件、防湿コンクリート仕様の方がハイグレードですが、乾燥砂でも問題ありません。
注意点として、施工の際に防湿シートを傷つけてしまったり、端部が足りずに基礎立上がり部分との隙間ができてしまうこともありますので、丁寧に施工していただいて下さい。
また、気密確保のために、床下断熱材の上には気密フィルムが必要かと思います。
床下地に、実(さね)付の厚い構造用合板(フローリングのように凹凸をはめ合わすように加工してあるもの)を使用する場合には、ある程度の気密が確保できますが、大きなコストアップにならないですので、気密フィルムは施工することをお勧めします。
断熱材のFP板は、木や配管との隙間をしっかり埋めることが重要です。
発泡ウレタンなどを充填して隙間のないように施工していただいて下さい。
工事が楽しみですね。
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この回答の相談
これから新築一戸建て住宅を建てる予定です。また、同時に家の隣(西側)にカスケードガレージNS-2500(ボンゴ車用)の設置も考えています。
家の基礎通気は基礎パッキンなので、あまり家と近い位置にガレージを… [続きを読む]
おとーさん (北海道/44歳/男性)
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