対象:投資相談
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吉野 裕一
ファイナンシャルプランナー
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なぜ分配金が少ない方が良いのか。
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はじめまして、かんぺさん。
''FP事務所 マネースミス''の吉野裕一です。
なぜ長期投資に無分配型や分配金の出る回数の少ないものが良いかと言うと複利効果をいかに有効に使えるかと言う事になります。
ではなぜ分配金が出ない方が複利効果を有効に使えるかと言うと、分配金が出て再投資されるものは分配金として払い出されたものに税金が掛けられているからです。
取引報告書に、普通分配金や特別分配金として分配金が出ていますね。
特別分配金として出されているものは、投資元本より評価額が低く損をしている事になり、分配金が出ても利益を出してないと言う事で税金は課せられません。
しかし普通分配金となると、投資元本より評価額が上回っている分は利益が出ていると言う事になり、10%((現在は優遇があり株式投資信託などでは10%の税率になっています。))か20%の税金が課せられています。
ですので、通常ですと100円の分配金があったとしても税引き後の80円が再投資されている事になるのです。
無分配型ですと、分配金が出ないですから税金は課せられず純資産総額に再投資され、基準価額が増える結果になり、この差額分の複利効果が更に期待出来るというわけです。
また分配金の回数ですが、債券型などの多くは分配金を定額で固定しているものが多く、ファンドの運用が悪くても分配金を出さなくてはならず投資元本を取り崩していると言う商品もあります。
評価・お礼
かんぺ さん
真っ先に回答頂きありがとうございます。
>特別分配金として出されているものは、投資元本より評価
>額が低く損をしている事になり、分配金が出ても利益を出
>してないと言う事で税金は課せられません。
特にこの部分は知りませんでしたので、勉強になりました。
ありがとうございました。
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