対象:ビジネススキル
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廣瀬 孝一
人財育成/セールストレーナー/プロコーチ
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「何を?」挽回したいのでしょうか?分解して核心に迫りましょう
こんにちは!私は沖縄在住ですが大阪育ちです。
いわゆる関西人にどんな印象をお持ちでしょうか?
私は、高校1年生の頃まで、クラス全員と挨拶するのに1学期を要していました。
今は、人前で話をする仕事をしています。
「私は口下手なんです」という方に対して、自分の体験も踏まえてこう答えています。
「気のせいです。」
上記は「コミュニケーションが苦手と感じている」方に対して、私がよく使う根本解決を目的とした、コミュニケーションのひとつです。
では、お問い合わせの文章から、課題を4つに切り分けたいと思います。
1.従妹が「コミュニケーションが上手に取れなかった」と言っている。
2.従妹が「挽回したい」と思っている。
3.「私自身も初対面の方とはすぐに馴染めないタイプなので」ということ。
4.スノー2250さんが、従妹の役に立ちたいと願っていること。
まず上記の1から順に私なりの考えをお伝えしたいと思います。
たった一人の意見ですし、どのようにお感じになるかも人それぞれです。
私も気負わず書きますし、気負わずお読みいただいて、様々なご意見の中から試してみたいことをお試しになられてはいかがでしょうか。
では、あらためて1の「コミュニケーションが上手に取れなかった」からいきます。
まず、「事実を聴いてあげてください。」その次に「コミュニケーションが上手に取れなかったと感じた時どう思った?」と気持ちを聴いてあげてください。
「そうか~そう感じそうだね。」や「そうだったのー」と共感した後、「でも、最後までそこで頑張ったんだよね。」と事実を使ってねぎらってあげてください。
(ご参考)私がいつも「コミュニケーションの要素」としてお伝えしているのは、3つです。
「聴く」「(自分の頭で)整理する」「伝える」です。
なので、聴くことが出来なかったのか、整理が出来なかったのか、伝えることが出来なかったのかの3つの中から上手に出来なかったと感じるのはどれ?と私は尋ねます。
その後に、「どんな出来事がそう感じさせたの?」と核心に迫っていきます。
ガラッと話を変えます。
コミュニケーション力は、日常で鍛えることが出来ます。
上記に挙げたように、課題(話題や要素)を切り分けたり、「それってこういうこと?」と聞き直すことで、相手の話したいことを確認することで「聴く」ということを鍛えることが出来ます。今できなくても、就職後にも鍛えることが出来るので大丈夫です。
では、2の「従妹が挽回したいと思っている。」に行きます。
言いたい放題の関係性なら「何を挽回したいの?」と訊いてもいいかもしれません。
でも、丁寧に進めたいなら、「もしこの状態が続くとどうなると感じているの?と尋ねてもいいかもしれません。
そこで、「今できそうなこと」と「時間をかけて出来るようになること」を仕分けして、「今できそうなこと」をやり続けることを促してはいかがでしょうか?
まずは「おはようございます」という挨拶に続けて、緊張していなさそうな人には「緊張してないように見えるけど凄いですね。」と声掛けしてみる。
緊張していそうな人には「緊張するね。」と声掛けしてみる。
特に緊張しぃの人には、喜ばれます。「同じような人がいた。」「声を掛けてくれて少しは緊張がほぐれた。」「とりあえず話し相手が出来た。」などなどです。
そうなると、声を掛けてよかったと感じることが出来るようになります。
では3の「私自身も初対面の方とはすぐに馴染めないタイプなので」ということ。
そういう人のほうが多いと思います。「大丈夫。安心して。」という励ましをしてあげてください。
「私自身も初対面の方とはすぐに馴染めないタイプなので」ということを、自分自身がレッテルを張っているという事実。
コミュニケーションを上手に出来ない(と思い込んでいる)事を、コミュニケーションを上手に図れない理由として使うことで、「そんな自分を受け入れてください」と無意識に周囲に要求しているかもしれないということ。
この先「気分的にイヤ」なことと「出来ない」ことを混同しないでくださいね。
出来ないのではなく、気分(性格)的に嫌なのであれば、それは気分の問題なので周囲は手助けしづらいかもしれません。
ご提案ですが、トレーニングとして初対面の相手を褒めてみてはいかがでしょうか?
例えば、雑貨屋さんなどでふいに出会ったアクセサリーを見て、「かわいい」と思ったことはありませんか?
初対面の方が身に着けているモノや髪形などに焦点を当てて、自分にもその人にも違和感を感じないようなことを素直に口にすることです。
小物に焦点を当ててみる。
「靴が輝いていますね。お手入れを小まめにされているんですね。」
「そのピアスかわいいですね」
人の外見に焦点を当ててみる。
「その自然な笑顔が素敵です。」
そこに自分の気持ちの乗っけると
「その自然な笑顔が素敵です。自分もそうなりたいです。」
などなど色々ありそうです。
どこをどう褒めたらいいのか分からないと感じる方もいらっしゃいます。
これも日常で鍛えることが出来ます。
すれ違う人に対して、「歩き方がさっそうとしていますね。」や「まじめさがお顔からにじみ出てますね。」と心の中で実況してみてはいかがでしょうか?
続いて4の「スノー2250さんが、従妹の役に立ちたいと願っていること。」です。
●スノー2250さんだからこそのお言葉があるはずです。
「私も○○だった。もし自分のマイナスイメージを感じるところを変えたいなら、どうなりたいかを明確にしてみては?」と問いかけてもいいです。
●スノー2250さんご自身を振り返っていいところ探しをやってみては?
既に一つはありますね。従妹の手助けをしてあげたいという無償の愛。
●捉え方を変えてみる。
初対面の人とのコミュニケーションが苦手な方は、
「時間をかけて他人を観察することが出来る。」
「同じように初対面の方を苦手と感じている方の気持ちが判る」
「こんにちは。『私初対面の人が苦手なの。』と、大人しそうな人に声を掛ける。
この場合、苦手意識を持っている人には有り難がられ、そうでない人なら相手が積極的に話しかけてくれる可能性があります。
大丈夫です。安心して下さい。
違う視点で考えてみると、「在り方」(考え方、捉え方や受入れ方の姿勢)と「やり方」です。
これまで、沢山のやり方の例をご紹介してきましたね。
本当に必要なのは、どういう人で在りたいのかという想いです。
「出来る」「出来ない」ではなく、初対面の人が集うシーンで、自分はどういう人で在りたいのかを明らかにしてください。
スノー2250さんの場合は、いかがでしょうか?
「自分を頼って相談に来た人が、『ありがとうございます』とお礼を述べてくださるようなお手伝いができる人」かもしれません。
今は出来ていなくても、将来出来るようになれば良いのではないでしょうか?
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この回答の相談
今年新社会人となる従妹から相談を受けました。
内定者向けの集まりがあったようで、そこでコミュニケーションが上手く取れなかったと落ち込んでいました。また次回内定者向けの集… [続きを読む]
スノー2250さん (島根県/36歳/女性)
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