対象:マナー
気持ちを込めた「お疲れ様」を投げかけましょう
こんにちは、スノー2250さん。インタープロスの竹上順子と申します。
いつも細かなことに気付かれるスノー2250さんならではの素敵な質問ですね。
職場では、声をかけ合いお互いに労いますよね。
そんな社内での声かけであれば、「お疲れ様」が望ましいです。
「お疲れ様」も「ご苦労様」のどちらも労いの言葉ですが、それぞれに意味があります。
「お疲れ様」は行った事に対して労ったり、共同で(社内で一緒に)行った同士がお互いに労う時に使います。
「ご苦労様」は昔、お殿様が家来に対して言っていた「ご苦労」という言葉が丁寧になり「ご苦労様」となったという由来がありますので、目上から目下に対して使いますし、“同じ釜の飯を食う”同僚にも使います。
言葉の意味を考えると、「お疲れ様」の方が社内では適しており、現在は、職場内では「ご苦労様」ではなく「お疲れ様」を用いる事が多いのです。しかし、「お疲れ様」と言えば良いとだけを考えて言葉を発しても気持ちは伝わりません。何に対して“お疲れ様”なのかを伝えなければ、状況によって相手は“疲れてないのに”と思ってしまうかもしれません。例えば、朝会ったばかりの人に「お疲れ様です」とだけ言葉を言ってしまうと、“何が?”と思われてしまいますし、社内メールの冒頭あいさつが「お疲れ様です」で始まる方もいらっしゃいます。状況を考え、朝早くからの出社であれば、「朝早くからお疲れ様です」、メールであれば「昨日はお疲れ様でした」「昨日はありがとうございました」といったように、何に対して「お疲れ様」なのかを考えて気持ちを伝えないといけませんね。スノー2550さんのご質問の、営業から帰ってきた人への声かけであれば「暑い中、お疲れ様です」、先に退社する人への声かけであれば「今日も一日お疲れ様です。明日もよろしくお願いします」など相手の状況を考えて伝えると良いですね。ただ、社内の廊下でのすれ違い時や、忙しそうに動いている人に対しては長い言葉で伝えることができない場合もあります。そのような時は、「お疲れ様です」の言葉だけや、会釈だけでも相手には伝わるものです。相手とのコミュニケーションを考え、状況に適している言葉で気持ちを伝えれば、相手に伝わり疲れも癒されると思いますよ。
言葉の意味を理解し、スノー2550さんに声をかけられると気持ちがいいと言われるよう、職場の皆さんに気持ちを伝えていきましょう。
回答専門家
- 竹上 順子
- ( 研修講師 )
- 代表取締役
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この回答の相談
職場内で営業から帰って来た人や、先に退社する人にはいつも「お疲れ様です」と声をかけています。中には「ご苦労様です」と声をかける人もいて、どう違うんだろう?こういう時どっちを言うべきなんだろうと考えてしまいます。私は「ご苦労様」には何となく違和感があります・・・。どうなのでしょうか?
スノー2250さん (島根県/30歳/女性)
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