対象:ペットの医療・健康

Re:血便と低アルブミン数値回復後のHCT値が低い
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黒色便は胃や小腸などの上部の消化管からの出血でみられます。
低アルブミンは出血で失われる他、栄養を吸収する小腸の異常でも蛋白質が吸収されず起ることがあります。
それを蛋白漏出性腸症といい、炎症性腸疾患などの慢性腸炎、リンパ管拡張症、リンパ腫などの腫瘍などが鑑別として挙げられます。
内視鏡と病理検査では異常がなかったということですが、内視鏡では空腸など内視鏡がとどかないところがあるのと、
組織生検では粘膜側しか検査できないので、筋肉部分などの深いところは検査できないのです。
CT検査で胃の筋肉部分に異常があったということ、そしてその他の部分に異常がないか見るために開腹して全層生検することはお勧めできます。
お薬の反応が悪く、状態がさらに悪化しているようであれば早めに検査したほうが良いでしょう。
もし出血部位が一部なら、それを取り除くことによって治療できる可能性もあります。
もちろん、低蛋白、貧血の状態だと麻酔のリスク、術後も手術部位がなかなか塞がらなかったりと心配な点が多々あると思います。
輸血は術前・術後十分行えるかどうか病院に確認しましょう。
輸血や麻酔管理がしっかりした病院であれば手術リスクを減らすことができ、より安心して臨むことが出来ると思います。
評価・お礼

55kokoshu さん
2011/04/26 21:00
アドバイスありがとうございます。
貧血値もあがってこず、ダックスの元気も回復しないので
28日に試験的開腹をすることになりました。
輸血の準備は万端にお願いしております。
設備が充実しており、麻酔管理などもしっかりしている病院でお願いしております。
ただ、おっしゃるとおり、開腹するのであれば
腸の筋肉部分や内視鏡でカバーできない部分の病理検査ができないか
何度もお願いしました。
しかし、犬の体力を考え
腸の検査は開腹後、視覚的に異常がなければ行いわないと言われています。
ありがとうございました。
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