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特例融資そのものが悪なのではない

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おはようございます、今日は月光仮面登場の日です。
時代劇や探偵活劇を組み合わせた、という視点、かなり斬新だったでしょうね~


自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
2020年からの特例融資以降、現在起こっている二極化の事象について考えています。


たいへん残念ながら、時代の変化とともに消えざるを得ない仕事というものはあります。
飛脚や籠屋、荷馬車が物流を担うことがありえなくなるように。
ただ、ここまで業種そのものが断絶する事例は、比較的少ないようにも感じられます。


製造でも建設でも飲食でも、細かな変化が積み重なりながら、新しい業態へと進んでいきます。
税理士の仕事もまったく同じで、私がこの業界に関わってからの約20年で、仕事環境は激変しました。
もしそこについていこうとしなければ、私自身もこの仕事を継続することは無理だったと思います。


最近の報道では「特例融資の返済が始まり、それで企業の倒産が増えている」という点のみ紹介されることもしばしば。
たしかにそれは事実なのですが、それではその倒産の理由すべてが特例融資の返済だけなのか?
実際には、その倒産企業が社会の変化についていくことができなかった、という方が実態に近いこともよくあるようです。


融資制度そのものに、善悪の評価はありません。
結局、どのような制度であっても、使い手次第です。
この厳しい現実をしっかりと認識しておくことが、強く求められる時代になったことを実感しています。


いつもお読みいただき、ありがとうございます。

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