おはようございます、今日は東京が一番寒かった日です。
マイナス9.2度とのこと、最近だと、ちょっと起こりそうにない数値ですね・・・
自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
会計ソフトの自動化について、その限界事例をご紹介します。
まずは「同じような取引でも、経費になるか否かは事業者によりけり」について。
例えば漫画雑誌を買ってきたとします。
これが経費になるか否かは、その人の事業がどのようなものかによります。
製造業や建設業の人であれば、漫画雑誌が経費になる可能性は限りなく低いです。
ただし、例えば「取引先への接待品としてコンビニで買っていた」のであれば、事情が変わるかもしれません。
あるいはその人が飲食店をやっているのであれば、お客さんが読むためにお店に置いておくこともあります。
つまり、ある取引に事業性があるか否かは、その人の事業実態によりけりなのです。
よく「これは経費になるか否か?」という質問を受けます。
それに対する回答はたったひとつで「それが事業に関係あるか否かによります」です。
会計ソフトの自動処理は、こういった実務的判断の面で、まだまだ能力が劣るようです。
もちろん、繰り返し学習をさせることで、その処理水準が向上はしていきます。
しかし、そこにはどうしても限界が存在します。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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