小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 - お勧めの取り組み のコラム一覧
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過重労働が起こる職場に共通する「人を見くだす体質」
過労自殺といった仕事にまつわる不幸な事例は、相変わらずなくなりません。また、亡くなるまでには至らなくても、同じ職場で同じようなことが繰り返される例は、比較的多いと感じます。 例えば、広告代理店大手の電通では、社員の過労自殺に関する企業責任が認定された判例となる事件を引き起こしていますが、その後もまた同様の事件を起こしています。 会社としては過去の事件を反省して、改善に向けた取り組みをして...(続きを読む)
「浸透」「徹底」という時にやるべき一つだけのこと
様々な会社で人事、組織というテーマに関わっていると、経営理念や企業理念をはじめとした「理念の浸透」や、経営方針や事業方針などの「方針の徹底」といったことが課題として挙がることがたびたびあります。 課題になるということは、それぞれ重要性が理解されているにもかかわらず、それがうまくいっていないということであり、多くの会社で同じように取り上げられるということは、何か共通した難しさがあるという...(続きを読む)
「聴き上手」はやっぱり得をするという話
聞いたのは少し前になりますが、40年ぶりくらいに開かれたという、ある人のクラス会の時の話です。 かつてのクラスメイトの中で、自分が見て一番の出世頭だと思った人は、それなりに知名度がある文化人になっていたそうです。 その当時は成績も中くらいで取り立てて優秀ということでもなく、目立つ人でもなかったそうで、自分の方が、成績はトップクラスでよほど優秀だったそうです。 ただ、自分と...(続きを読む)
方針が示されないから制度が作れない?
今までいろいろな会社で人事制度策定のプロジェクトを実施してきましたが、初めに必ず、その制度のそもそもの目的や理念といったもののコンセンサスを作り、文書にまとめる作業をします。 「いま見えている課題をつぶす」という単なるパッチワークの意識に陥ると、制度本来の目的からどんどんずれていってしまうからです。 「人に優しい」と言っていたのに、全然優しくなかったり、「自律」と言っていたのに、強制や押...(続きを読む)
そんなに「前の会社」が良かったのか?
わりと最近転職をした知人ですが、新しい会社になかなか馴染めないそうです。 転職先は旧来の年功的な制度がそのまま残っている会社のようで、そのせいもあるのか、男女間の差や総合職と一般職の壁の厚さなど、以前の会社とはかなり異なっていることが多く、このまま働き続けられるかの自信が持てないそうです。 「こんな考え方は古すぎないか」「こんなことは常識ではないのか」など、ずいぶん不満があるようで...(続きを読む)
「手のつけ方がわからない課題」にはとりあえずどこかに手をつけてみる
あるセミナーで、女性活躍支援、長時間労働抑止、ワークライフバランス、ダイバーシティといった、様々なテーマが網羅されたパネルディスカッションを聞きました。 事例として、ある会社では女性活躍支援として、育児に関する部分から手をつけ始めたとのことですが、その理由は必ずしも切迫した事情があった訳ではなく、「何となく進めやすそうだったから」だったそうです。 しかし、女性活躍に関する施策を検討...(続きを読む)
「強制」にならないように工夫する会社が伸びている
会社に雇われて仕事をしていれば、自分の意に反することを会社から示されることはたくさんあると思います。 それが法律違反であったり、社会規範に反する行為であったりしては困りますが、例えば無理な業績目標、行き過ぎと感じる人員整理、納得できないやり方を要求される業務指示などで、ただ鵜呑みに聞かざるを得ないこと、反論や議論をしながらも受け入れざるを得ないことというのは、ことの大小を問わず、多くの人がさ...(続きを読む)
社内事情でも意識しなければならなくなった「社外からの目」
人事制度のような仕組みを作る上で、当然ですが重視されるのは社内の事情です。その制度で従業員満足は高まるのか、生産性は上がるのか、業績は向上するのか、社員のやる気は増すのかなど、制度の検討過程でいろいろ議論されますが、あくまで社内で起こる範囲のことです。 しかし、最近はそんな社内事情にとどまることでも、「社外からの目」を意識する企業が増えてきました。 例えば、「実力主義で30代の課長...(続きを読む)
「働きづらい上司の特徴」を本人は自覚できているか?
「働きづらい上司の特徴ランキング」という記事がありました。転職口コミサイトの「転職会議」が調査した結果です。 挙げられていたトップ5は、 1位「頭ごなしに決めつける上司」 2位「権力に物言わすパワハラ上司」 3位「無責任な丸投げ上司」 4位「口だけで働かない上司」 5位「じめじめ陰湿な上司」 となっています。 どれを見ても、これが自分の上司なら一緒に仕事をしたくな...(続きを読む)
「あきらめる」の本来の意味は「明らかに見る」だという話
以前何となく見ていたテレビ番組での、興味深かった話です。 番組のテーマは依存症で、薬物だけでなくギャンブル、ネット、スマホなど、依存の対象になるものは無数にあって、誰でも何かしらに依存しながら生活しているということでした。 それが度を越した「依存症」になってしまうのは、「目の前の現実を受け入れられないから」だそうです。過去の実績や影響にすがる、そのための現実逃避をするために何かに依...(続きを読む)
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