香り高いいちご、マラ・デ・ボワでビュシュ・ド・ノエル - 料理教室 - 専門家プロファイル

塚本 有紀
フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
大阪府
料理講師

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:料理・クッキング

宮代 眞弓
(料理講師)
黄 惠子
(料理講師)

閲覧数順 2024年04月15日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

香り高いいちご、マラ・デ・ボワでビュシュ・ド・ノエル

- good

  1. 趣味・教養
  2. 料理・クッキング
  3. 料理教室
12月19日~22日
12月の製菓連続講座にて

3つのベリーを使ったビュシュ・ド・ノエル

マラ・デ・ボワという品種のいちごのピュレを主体にムースケーキのビュシュを作りました。マラ・デ・ボワはフレーズ・デ・ボワ(ワイルドストロベリー)の香りのするいちご。とても香り高いのです。




マラ・デ・ボワのジュレ、フランボワーズ、カシス、アーモンドとピスタチオを散らし、中心にはホワイトチョコレートのムースを埋め込んでいます。



ある日の断面は、不本意ながら、雪だるまみたいに。


もう一つのお菓子は、パート・ド・フリュイpate de fruits


果物のピュレ、砂糖、ペクチンを使います。ペクチンはもともとは果物に含まれるものですが、りんごやレモンから工業的に抽出されたものを添加します。果物の味と香りがぱっと口に広がり、甘いけれど、素敵なお菓子。

昔、初めてパート・ド・フリュイを食べたとき、何ておいしいのか!と思いました。それまで知っていたフルーツゼリー(セロファンに包まれた角切りのゼリー)とは似ても似つかない濃厚な味わい。でもあのゼリーの原型がここにあったとは!

パート・ド・フリュイは果物と蜂蜜を使い、古くは古代からアラブや中国で作られていたそうです。フランスで大発展したのは、砂糖が工業的に生産され始めたナポレオン1世の時代(1805-1815年)なのだそうです。だからとても古いお菓子の一つなのです。


マラ・デ・ボワ、フランボワース、カシスの3つのピュレで。
じつはこのくらいの量なら5分もあればできあがります。

このコラムに類似したコラム

マロンのビュッシュ・ド・ノエル講座のお知らせ 塚本 有紀 - 料理講師(2013/12/12 00:31)

千歳烏山「ヴィエイユ・フランス」へ 塚本 有紀 - 料理講師(2013/11/05 23:19)

夏の簡単フランス料理講座にて 塚本 有紀 - 料理講師(2013/08/06 23:26)

イギリスのお土産「ファッジとミントケーキ」 塚本 有紀 - 料理講師(2013/06/30 00:16)

ダコワーズとは 5月の製菓基礎講座にて 塚本 有紀 - 料理講師(2013/05/23 21:58)