- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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対象:投資相談
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
- 大山 充
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こんにちは!
今日から連休開始と言う方も多いかもしれませんね。
さて、注目されていた27日の日本銀行の金融政策決定会合で、追加の金融緩和が発表されました。
主な内容としては、
1. 資産買い入れ基金を5兆円増額し70兆円へ
2. 短期資金の供給を5兆円減らし、長期国債の買い入れ枠を10兆円に拡大
3. ETFの買い入れ2000億円、REIT100億円増加
4. 買い入れ対象の長期国債の残存期間を「1-2年」から「1-3年」に拡大
5. 基金の買い入れ時期を2013年6月末まで半年延長
6. 事実上のゼロ金利政策の維持
などとなっています。
目的としては、日銀が金融機関からより多くの国債などを買い入れ、市中に出回るお金の量を5兆円増やすことによって、景気を刺激し、日銀がインフレ目標に掲げる「1%の物価上昇」に近づけるのが狙いと言えます。
日銀が2月に1%の目標を示して以降、政府や与野党から追加緩和を求める声が出ていた中で、今回の決定は、政府からも一定の評価が上がっています。
ただ、日銀側からも、政府に対して「財政再建と成長戦略の取組み」を強く求めた内容となっています。
当たり前のことではありますが、金融政策と財政再建策がセットで機能しなければ、日本の“将来像”を描くことはできません。
後は、政府側の取組みに注目が集まるところです。
2010年10月に始まった日銀による資産買い入れ基金ですが、当初35兆円だった枠は、5回にわたり増額し、今や倍の70兆円となりました。
また、導入時1.5兆円だった長期国債の買い入れが、今回29兆円と15倍にも膨らんでいます。中央銀行による国の借金の買い入れは、日本の国の財政不健全化の象徴ともいえるでしょう。
今回の発表により、銀行などが余剰資金をさらに長期国債へシフトし、10年物の金利はついに“0.9%”をきりました。
目先は、安定した低金利がさらに継続しているようですが、私には金利上昇に転じた時の“痛み”が増幅しただけのようにも感じています。
いずれにしても、時間はそうあるわけではありません。
政府の財政再建への取組みと、個人の生活への“備え”だけは、のんびりしている状況ではないということだと思います。
GWの予定がまだ決まっていない方は、この時間を利用して、しっかり「資産運用」の計画を練ってみてはいかがでしょうか。
ネットで、自宅に居ながらにして勉強されたい方は、是非、以下のサイトもご参考としてください(笑)
では、良き連休をお過ごしください!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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