- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
- 大山 充
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こんにちは!
雪が降った翌日に“春一番”が吹き、また翌日に暴風雪到来と、何とも目まぐるしく変わる天候です。
天気も、マネーマーケット同様、ますます“変動性”が高まっているようですね。
さて、今日の数値は、“2995兆円”です。
個人資産にしては、ちょっと桁が大きな数値です。
日本の名目GDPが約470兆円、国の借金が約1000兆円。
これらと比べると、格段に大きい数値であることがわかります。
これは日本の国の正味資産、いわゆる「国富」といわれるものです。
内閣府からの発表によれば、2011年度の国民経済計算で、土地などの資産から負債を差し引いた国全体の正味資産が、前年比0.8%減って2995兆円となったとのことです。
部門別にみると、全体の3分の2を占める家計部門が、1.1%減の2195兆円。次いで法人企業部門が、0.9%減の1020兆円。
そして、政府部門は、国債や地方債の残高が大きく膨らみ、新基準導入後では、“-18.7兆円”という初の“債務超過”となりました。
先日、アフリカのジンバブエでは、財務相が「先週、公務員の給与を支払った時点で、国庫金の残高は217ドルになった」という、何とも驚くべき発言がありました。※その真意は定かではありませんが。。。
日本では、このような状況にはなっていませんが、政府の債務を、民間でカバーしているのは間違いありません。
今後、国債の増発が進めば、さらに債務超過が膨らむ可能性もあります。
ちなみに、現在の基準で「国富」が最大だったのは、2007年末の3158兆円でした。しかしながら、ここにきて、前年割れが“4年連続”となっているわけです。
資産が徐々に目減りしていくのは、個人でも心もとないものです。
日本も、第3の矢である“成長戦略”で、「国富」の目減りを食い止めたいものです。
それにしても、2995兆円分の1万円札を積み上げたら、どんな山ができるのでしょうか・・・すごい眺めでしょうね。
でも、その前に、日本の“借金の山”を崩さなければ。
では、穏やかな週末を!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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