皆さんこんにちは!風邪とインフルエンザが大流行りしていますが、皆さんは大丈夫でしょうか?
花粉症も地域による差はありますが、今週から来週にかけて本格的に始まりそうです。
体調管理には充分お気をつけの上、あやしい時には早めに医療機関を受診してくださいませ。
さて私は1月27日に、すばる舎リンケージから以下の著書を出版しましたので、ここに謹んでご案内申し上げます。
「産業医が診た!『上司のカルテ』~誰もがやっている部下と自分を不幸にする30の言動とその処方箋」
http://www.subarusya-linkage.jp/book/9784799100967.html
この本は産業医としての目線から、職場に於いて上司と部下、管理職と一般社員の間のコミュニケーション上の問題点と処方箋について記述したものです。
産業医として、うつ病などメンタル不調に陥った社員と面談する際に、直接の上司や管理職からかけられた何気ない一言で傷ついてしまったり、ひいては休職や退職に追い込まれるケースがたいへん多いことに問題意識をもっていました。そのような社員と話をしている限りでは、上司の側の心ない発言が部下を窮地に陥れたように感じてしまいます。
ところが件の上司と話をしてみると、まったく違った事情が見えてきます。すなわち上司としては部下のことを気遣い、良かれと思って部下に声をかけているのですが、皮肉なことにそれが「間違った気遣い」となり、裏目に出ているケースが目立つのです。そのような上司と部下の「ボタンの掛け違い」はどのようにして生じ、どうすれば防げるのでしょうか。
例えば上司が部下のやる気を上げようとして、「頑張ればボーナスアップだ!」と鼓舞したとしましょう。「お金」をエサにモチベーションを高めようという訳です。ところがそれを聞いて部下は、直ぐお金になることには目の色を変えて取り組みますが、直ぐには結果が見えないもののたいへん重要なことには見向きもしなくなってしまいます。
本書では、職場内でよくある会話例を30ほど取り上げ、そのような上司の発言が部下にどういう影響を与え、またそれが社内で一般的になるとどうなるか、それがなぜ良くないのか、そして一体どうすれば良いのかを、具体例を挙げながら解説しています。
この本が出版されて間もなく、教育関係の雑誌を出版している会社から取材を受け、この本を学校の先生にもたくさん読んでもらいたい、と嬉しいお言葉をいただきました。学校も企業と同じくコミュニケーション上の課題が発生しており、メンタル不調に悩む職員が急増しているとのことです。
出版とほぼ同時に重版が決まり、おかげさまで主要な書店では平積みとなって売られています。ただ中小の書店ではまだ在庫がない店舗もあるようです。
ぜひ本書をご購読いただき、より充実した上司・部下関係や、より潤いのある職場環境を構築する一助にして頂ければ、これほど嬉しいことはございません。
またアマゾンのレビュー欄に、読後のご感想やご意見を投稿して頂ければなお嬉しいです。
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吉野 真人(よしの まさと)
蒲田よしのクリニック 院長
内科医・産業医・認定ビジネスコーチ・ヘルスデザイン代表
〒144-0052 東京都大田区蒲田5-27-10 蒲田TKビル1階
Tel : 03-6424-7071 FAX : 03-6424-7072
http://www.kamata-yoshino-clinic.com/ (HP)
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このコラムの執筆専門家
- 吉野 真人
- (東京都 / 医師)
あなたの自然治癒力を引き出し心身の健康づくりをサポートします
病気を治したり予防するにあたり、いちばん大切なのは、ご本人の自然治癒力です。メンタルヘルスを軸に、食生活の改善、体温の維持・細胞活性化などのアプローチを複合的に組み合わせて自然治癒力を向上させ、心と身体の両方の健康状態を回復へと導きます。
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