
- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
-
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対象:投資相談
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
こんにちは!
今年もあと2日を残すだけとなってきましたが、皆さんはいかがお過ごしですか!?
さて、今年の株式市場は、ユーロ問題、エマージング諸国からの資金流出などがあり、大きく下げて終わりそうです。
そんな中、機関投資家として市場への影響が大きい生命保険会社の「ポートフォリオ」にも影響が出ています。
一時は、国債の運用から株式への比率を高めていた生保大手各社ですが、今年9月時点では、国債の運用が全体の47%を占め、この5年半の間で約1.5倍にまで膨らんでいます。
一方、株式への比率は、同期間26%あったものが、11%にまで低下しました。
生保業界の特徴として、預かり資金の運用期間が長いことから、基本的に長期債券での運用が主流ではあります。
それに加え、11年度末から新しいソルベンシーマージン(保険金の支払い余力をみる指標)が、よりリスク商品の時価評価を厳しくみるように変更されることから、手っ取り早い対策として、「安全資産」と評価される国債へシフトが加速していると言えます。
これによって、さらなる株式市場の低迷に、少なからず影響があるのも事実だと思います。
しかしながら、最近のソブリンリスク(政府債・国債のリスク)が高まっている中、特に、日本の生保各社が、日本国債の比率を高めること自体、実は大きな“将来リスク”を背負っているのではないかと、一抹の不安がよぎるのは私だけではないと思います。
このように国債の比率を高める動きを、「リスクオフ」と呼んでいますが、実は「リスクオン」になっているのではないかと・・・
そうならないよう願うばかりですね。
さて、震災や原発事故など、大変な出来事が多かった2011年ですが、今年も無料メルマガでは、資産運用や経済、金融面から考える「2011年の3大ニュース」を書かせていただきます。
明日発行ですので、宜しければお読みください。
http://www.mag2.com/m/0000121186.html
また、大晦日は、今年最後の有料メルマガで、「2012年のシナリオ」を考えてみましたので、合わせてご覧いただければ幸いです。
http://www.mag2.com/m/P0007911.html
では、また、来年も宜しくお願いします。
良き年をお迎えください!
このコラムの執筆専門家

- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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