- 上津原 章
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
- 山口県
- ファイナンシャルプランナー
-
0820-24-1240
対象:お金と資産の運用
20年前はりそな銀行の国有化から1年が経ち、
日本が景気のどん底からどうにか立ち直った頃です。当時の長期金利(10年国債利回り)は1.535%で、1年前からおよそ1%上昇していました。 今年は今月になって長期金利が1%を突破しました(30日11時半現在1.095%)。1年前と比べると0.6%余り上昇しています。いつの時代も、金利が上昇するのはあっという間だと実感します。 金利が上昇することで、預貯金の利息が増えて嬉しいという方より、住宅や車などの大きな買い物をする時、ローンの金利が上がることを心配される方が多いのではないでしょうか。
20年前は、金利の高い時に預けていた預貯金を、
バブルが弾け金利が下がったので、どのようにふやせばよいですかという相談が多かったように思います。歴史的には低金利で、金利はまだ上がると思っていました。相談を受ける時、いつでも解約ができるMRF(証券総合口座)、半年以上経てば解約できる郵便局の定額貯金、国が前年から発行し始めた個人向け国債(変動10年)についてお話をすることが多かったように感じます。
※財務省の統計資料より。発行額の単位は億円
20年前も、長期金利が上昇するにつれて個人向け国債の発行額が増えていることが分かります。半年ごとの変動金利なので利回りが確約されていませんが、国が元本保証するので個人投資家が購入していました。歴史は繰り返すといわれますが、今年も個人向け国債のブームが来るのでしょうか。
金利上昇が続くと不景気になるので、
いずれ歯止めがかかるでしょう。世の中VUCA(ブーカ:振れ幅が大きい(Volatility)、不確実な(Uncertainly)、複雑な(Complexly)、曖昧な(Ambiguity))といわれる時代ですが、その中でも何らかの道筋を示せるファイナンシャルプランナーを目指します。
このコラムの執筆専門家
- 上津原 章
- (山口県 / ファイナンシャルプランナー)
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
心とお金が豊かになるライフプランを一緒に作成しませんか。
「上津原マネークリニック」という名前には、お金の無理やストレスのない「健やかな」暮らしを応援したい、という思いがこもっています。お客様の「ライフプラン設計」を第一に、また「長いお付き合いを」と考え顧問スタイルでライフプランを提案します。
「資産運用の考え方」のコラム
円高になるか?円安になるか? AIに聞いてみた。(2024/07/31 18:07)
我が家の新NISA対応のその後(2024/02/29 19:02)
我が家の新しいNISA対応(2024/01/31 21:01)
新しいNISAを始める前に(2023/12/28 22:12)
利上げを続ければ経済は苦しくなる。(2023/11/30 17:11)
このコラムに関連するサービス
~心とお金の豊かな暮らしのための~
- 料金
- 27,273円
当マネークリニックでは、まず、お客さまにとって「ここぞという時」がいつなのかを一緒に確認することから始めます。それが、「お子様の誕生」「マイホーム購入」など人生におけるイベントを書き出した「ライフイベント表」の作成です。また、そうすることで見えてくるのが、その人が、暮らしの中で大切にしている価値観です。価値観を再確認することで、お金の使い方・ふやし方もおのずと決まってきます。
このコラムに類似したコラム
利上げを続ければ経済は苦しくなる。 上津原 章 - ファイナンシャルプランナー(2023/11/30 17:38)
個人向け国債(変動10年) 小川 正之 - ファイナンシャルアドバイザー(2015/09/09 07:00)
株価の急落時に気にかけたいこと 上津原 章 - ファイナンシャルプランナー(2023/10/04 18:35)
日本でも事実上の利上げ? 上津原 章 - ファイナンシャルプランナー(2022/12/28 18:45)
掛け金知らない。57% 渡辺 行雄 - ファイナンシャルプランナー(2019/09/18 16:57)