登校しても遠隔授業とは⁉

先日、子どもは歯科検診のため、遠隔授業の日に登校しました。受講者が120人以上いるため、学生は3クラスに分かれて教室に入ります。登校しても先生が教室に来られることはありませんし、画面越しでも顔出しはされません。

その日の時間割は数学と化学と英語でした。

数学はあらかじめ録画された講義動画を、

個人の端末（スマートフォン、タブレット、パソコン）とイヤホンを使って視聴します。自分の都合のよいスピードで動画を一時停止しながら課題をノートに解き、その写真を送信する形式です。時間割では180分ありますが、うちの子はいつも45分ぐらいで終わります。登校後すぐに取りかかり、授業開始15分後には課題を終え、ひたすら自習していたようです。

化学は時間割通りの時間に先生が会議を開き、

それに学生が参加するという形式です。登校時は各教室のパソコンで会議に入り、教室の大きなスライドを全員で見ます。見えにくい人だけ個人的に会議に入ります。この授業は先生が90分間、一方的に淡々としゃべり続けます。問題演習のための学習シートは、各家庭のプリンターで印刷します。登校した時ぐらいは学校でプリントが配られるのかと思いましたが、今回は教科書の問題を解いて終わったようです。

英語は

自宅受講の場合、先生の呼びかけに合わせてURLがチャットで送られ、各自の端末で単語テストやリスニングテストにネット上で解答する形式です。問題用紙が返却されることはありません。授業動画も教室での一斉授業の場合は、全員で一つのスライドを見る形式になりますが、リスニングは個人の端末を使うこともできます。この教科も自宅であらかじめプリントを印刷し、書き込んだプリントを写真に撮って提出します。今回は初めてオンライン英会話が行われたようですが、全員が一度にWi-Fiにアクセスすると落ちるかもしれないので、チャットで行われました。スマートフォンで授業を受けている人は、英文を入力するのが大変だったのではないかと思われます。たいていの遠隔授業は録画されますが、この授業は録画されません。その代わりチャットを振り返ると復習できるというシステムになっています。

子どもからの聞き取りを元に、

登校時の遠隔授業についてまとめてみました。残念なことに、11月後半からは毎日登校になり、始業が40分遅くなるというお知らせが来ました。最短時間で登校できるバスは1日1便しかないので、授業開始の1時間15分前に到着、帰宅時間は1時間遅くなりそうです。対面授業は登校できなかった場合、授業が全く受けられず、後からのフォローもありません。

また、登校ストレスを解消するため、子どもは新しくできた友達とオンラインゲームをする時間が増えました。勉強に熱心ではない人がたくさんいることもわかり、勉強量も減りました。来月末は一体どう変化しているのでしょうね。