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閲覧数順 2020年02月20日更新

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若者の3割が「できれば働きたくない」と思うのはおかしなことか?

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社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 私の思い・考え

 数年前の調査ですが、週3日以上働いている18~29歳の若い男女3000人を対象に行った、若者の現在の働き方、働く目的、働くことに対する意識調査で、働くことへの意識については、「働くのは当たり前」という回答が約4割だったのに対して、「できれば働きたくない」との回答も3割に達したとのことでした。

 働く目的については、約7割の人が「安定した収入のため」と答えていて、仕事は生活のためと割り切る傾向が鮮明になっているとのことでした。

  この結果を見て、年長の人たちの中には、「今の若者は甘い」「仕事の意味を分かっていない」「先が思いやられる」などと、否定的な感情を持つ人もきっといるでしょう。

 

 ただ、私はこの結果を見て、それは「まぁそんなものだろう」と思っています。その理由は単純で、自分も同じ年齢の頃は、この調査結果と同じく「できれば働きたくない」「仕事は生活のため」と思っていたからです。

 なぜそう思っていたのか、今になってあらためて考えられる理由は一つだけで、それは「楽しそうに働いている大人をあまり見たことがなかったから」です。

 

 多くの人がそうだと思いますが、子供の頃の一番身近な社会人は両親です。

 私の父は、内科の勤務医だったので、宿直勤務があったり、夜中に急患で呼び出されたり、とにかく大変そうな仕事だと思って見ていました。仕事をする姿は尊敬していましたが、子供からみて楽しそうに働いているようには見えなかったですし、本人のやりがいなどは理解しようもありません。

 

 そんな自分が就職しなければならなくなった時の素直な気持ちは、やはり「できれば働きたくない」ということでした。やりたくないことでも、命令で強制的にやらされるのが仕事で、そんなものが面白いはずがないと思っていました。

 

 多くの家庭で、子供の目から見た両親の仕事ぶりは、たぶん朝早くから出かけ、夜遅くに疲れて帰ってきて、たまに仕事の話をしても、大変だという内容が多いのではないでしょうか。

 家庭でくつろぐ両親は穏やかだったり楽しそうだったりしても、仕事からはそういう様子が感じられず、そんな姿を見ていれば、自然に「できれば働きたくない」となってしまうでしょう。

 

 私はこういう調査結果が出ても、特に驚きや危機感はありません。たぶんこれからイヤイヤでも社会に出て仕事をし始めれば、気持ちはいろいろ変わっていきます。

 私自身、今は昔とまったく違うメンタリティーになっていますが、それはいろいろな経験をする中で徐々に変わってきたことです。

 

 「できれば働きたくない」「仕事は生活のため」という考え方が変わらなかったとしても、そういう人が無能という訳ではありません。そのまま仕事に取り組めばよいだけのことです。

 もし、若者の「できれば働きたくない」という意識に対して危機感を持ち、それを変えたいというのであれば、方法はただ一つで「楽しそうに働いている大人を増やす」ということです。

 

 そもそも、若者だけでなく、「できれば働きたくない」という中高年もたくさんいるでしょうし、みんながみんな、そんなに勤労意欲にあふれている訳がありません。それが人間の本質という部分もあります。

 

 こういう話は「今どきの若者批判」と結びつけて語られがちですが、そんな扱いにすべきことではありません。

 


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