
- 山下 幸子
- 独立系FP事務所山下FP企画 代表・株)エイム西宮オフィス代表
- 兵庫県
- ファイナンシャルプランナー
対象:お金と資産の運用
まとまった資金がない場合は、
毎月一定額を積み立てていく方法が現実的です。
資産運用について、
条件を変えながら試算してみましょう。
(条件は、左から毎月積立額、運用期間、運用利率を記載しています。)
(条件) (積立元本) (運用益) (合計)
①5万円、30年、5% 1800万円 2386万円 4186万円
②3万円、30年、5% 1080万円 1431万円 2511万円
③5万円、15年、5% 900万円 459万円 1359万円
④5万円、30年、1% 1800万円 308万円 2108万円
例①は、毎月5万円を積み立てながら30年間、年5%の利率で複利運用した場合です。
積立元本1800万円、運用益2386万円、合計4186万円で、30年後には元本の2.3倍となります。
例②は、積立額を3万円にした場合で、積立額2万円の差で例①と比べ合計で1675万円減少します。
例③は、運用期間を半分の15年にした場合で、合計で例①と比べ2827万円の差がつきます。
運用は、長いほど有利なので、なるべく早くスタートするのが良い結果につながります。
例④は、運用利率を1%にした場合で、例①よりも運用利率が4%低くなると、元本は同じでも、運用益で2078万円も違ってきます。
このように、最初はわずかな違いであっても、長期で運用すると、利息が利息を生んでいく複利効果によって、加速度的に差が開いていきます。
「無理のない範囲で少しでも多く」「長く」「上手に」ということが、資産運用において非常に大切なポイントになります。
詳細は、拙著「公務員のためのお金の教科書」(翔泳社)をご覧下さい。
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