
- 平岡 美香
- フードコンサルティング株式会社 マーケティングアドバイザー
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:飲食店経営
- 平岡 美香
- (マーケティングプランナー)
<弊社メールマガジンより抜粋>
新年度を目前に控え、入社前の新入社員研修も始まりました。
今回は「人事考課シリーズ」をお休みして、毎年繰り返し受けている「モチベーション
(やる気、動機づけ)を維持するためにはどうしたらよいか?」との質問について感じた
ことをお伝えしたいと思います。
この「モチベーションを維持するためにはどうしたらよいか?」との質問に対しては、
例年と同じように、「おいおい入社前の研修なんだよ。今からそんなこと言うの?」と
聞いてみるのですが、大抵は「モチベーションを上げて仕事に取り組みたいから」と
いうような、上司なら誰でも喜びそうな返事が返ってきます。
しかし、これは本当に新入社員の本音なのでしょうか?
サークルと同じ感覚
「モチベーションを上げて仕事に取り組みたい」とは、逆に捉えると、「モチベーションが
上がらなければ仕事ができない」と言っていることと同じです。これは、「楽しくなければ
参加しない」サークル活動と、ほとんど同じ感覚で仕事を捉えているということです。
このような発言が出てくる背景としては、「本当はやりたい事が見つからない」ものの、
「まだまだ就職難だから、内定もらった会社にとりあえず就職した」という、毎年必ず存在
する一部の新入社員の意識が見透けてきます。
たしかに、ここ数年の新入社員の多くは、厳しい就職難を突破してきただけあって良く
勉強しており、知識も豊富で行儀も良く、中には在学中にインターンシップなど企業での
就業経験もある人材もいるため、人事担当者から見れば扱いやすいと思いがちです。
建前なのでモチベーションが必要に
その一方で、若いのに本音と建前を使い分けることが多いのも事実です。
「やりたい事が見つからない」のが本音だけど、「仕事は一所懸命頑張ります」との建前
を押し通す。建前だからこそ、モチベーションが必要になってくることを、本人も気付いて
いないのです。
新入社員のほとんどが就業経験が浅いため、仕事はモチベーションによって左右され
ると考えてしまう。仕方のない事ではありますが、仕方がないと言って終わらせる前に、
「仕事とモチベーション、どちらが先だと考えるか」と聞いてみましょう。
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