税務調査が無予告で行われるケースがあります。
事前に通知することで、不正行為の発見を困難にするなどの理由があれば無予告で行われます。
よく現金商売では無予告で調査が行われますが、ただ単に、現金商売をしているという理由だけでは、無予告調査はできません。
事前に税務調査の通知することで、過去の不正行為の発見を困難にする目的で、帳簿を改ざんしたり、隠ぺいしたりすることが、合理的に推認される場合です。
「合理的に推認される」とは、確かな情報をもとに行われなければなりません。
この商売はみんな不正をしているから同じだろうという思い込みが、納税者から反感を買い、調査をより困難な状況へと彷徨います。
税務調査は納税者にとって決してマイナスなものではありません。
従来当然のように処理していいた事項が実は勘違いだったり、支払金額が間違っていたりなどが発見できる機会でもあるからです。
納税者もびくびくせず、堂々と税務調査を待ち構えてください。
このコラムの執筆専門家
- 大黒たかのり
- (東京都 / 税理士)
- 大手町会計事務所 代表税理士
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