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10年超の火災保険はなくなる??

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■10年を超える期間の火災保険の新規契約引き受けを停止??

以前にもコメント(https://profile.ne.jp/pf/t-teraoka/c/c-142544/ )を掲載したが、14日に損害保険大手が10年を超える期間の火災保険の新規契約引き受けを来年秋にも停止することを発表した。


これは昨今の異常気象による火災保険金の支払いが多くなり、このままでは保険会社が破たんしかねない状況になる。




先般の東日本大震災で相当額の保険金の支払い後、災害による保険の支払いは多くなるばかりだ。

こんな状況では、いざというときに保険の支払いができない状況になりかねない。

収支状況が悪化すれば、最悪、保険会社の破たんというシナリオもある話。

 

■収支悪化を放置すれば保険の恩恵が受けられない??

こうした保険会社の対応に批判も多分にあるかもしれないが、保険会社の収支悪化をそのままにしておくと、保険加入者がいざというときに保険金ももらえないことは知っておくべきだろう。


保険料の安い金額でも、そこそこの補償・保障が受けられる生保や損保も、多くの保険契約者から預かった保険料を運用しているからこそのこと。


そうした中、大災害での家屋の損壊や疫病による多くの死亡者が出ると、それこそ膨大な保険金を支払う義務が生じる。


そうしたリスクを予測するには過去の経験則では通用しなくなってきた。

例えば、突然の疫病が広範囲に広がるとか、水害の増加など、こうしたリスクに対応しきれなくなると、保保険金の支払いができないということになる。


■収支悪化は自然災害だけではない??


収支悪化を招いているのは自然災害の増加だけではない。


特に、古い家屋での漏水やその他、家屋の老朽化にともない、火災保険の適応を受けるものが多くなっている。

そのため、災害を受けてなくても、漏水などの損害で保険金を支払うケースが増加している。


こうした背景から、長期の火災保険を商品として維持するには、長期契約での保険金支払い規模が予測できないと保険会社に求められる安定的な運営はますます難しくなる。


■火災保険の見直しは今でしょ!


この数か月で火災保険は見直しするべきだろう。

短期間での保険契約は長期に切り替え、補償内容もよく吟味すべき点だ。

既存の保険内容をよく確認しておくことをお勧めする。


また、これから住宅を購入する方は長期の火災保険は保険料が高いからと言って敬遠しない方がいいだろう。


住宅ローンの保証料を金利に上乗せして、その分の現金を保険料に充当するなど、住宅購入の諸費用の割り振りも検討すべきだろう…



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「火災保険」に関するまとめ

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