2014年4月より住宅ローン控除が拡充されました。
2014年4月以降の居住分については、
ローン控除の対象となる住宅ローン残高の上限が、
一般の場合、2000万円から4000万円、
いわゆる100年住宅は、3000万円から5000万円と
それぞれ拡充されています。
控除額も最大20万円から40万円、
100年住宅などは30万円から50万円へと拡充されています。
この制度を利用しますと
最大10年間で400万円(100年住宅の場合500万円)の
住宅ローン控除が受けられます。
改正前と比べて200万円も節税となります。
さらに所得税から控除しきれないローン控除額は、
住民税から控除可能です。
ちなみに、住民税についても2014年4月以降は
控除限度額が13.65万円に拡大しています。
いいことずくめのようですが、注意点があります。
この拡充された制度を利用できるのは
消費税8%の住宅を買った人です。
2014年4月以降に居住しても消費税率が5%だった場合は
従来の上限額となります。
ご注意下さい。
このコラムの執筆専門家

- 大黒たかのり
- (東京都 / 税理士)
- 大手町会計事務所 代表税理士
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