究極の地震に強い家として
1.テント
私の友人にアウトドア製品のデザイナーがいて、テントをデザインした彼も「建築士」と言えます。
写真はワンタッチで(形状記憶のように)組み立てられるテントです。
モンゴル民族の「ゲル」というテントも定住型建築物の祖先といえますね(^^)
2.キャンピングカー トレーラーハウス
被災地の支援先でよく見かけるキャンピングカーは住宅のノウハウが凝縮されていて、建築士からみても面白い工夫が多々あります。
住所不定になるので、永住先には向きませんがいつか自分オリジナルを設計してみたいものですv
3.平屋建て
ここからいよいよ構造物になりますが、平屋は屋根の倒壊を除けば最も安定した建物といえます。
現在、独居のおばあちゃん家の新築設計を考えてますが、「災害に強い」「防犯に優れた」「避難しやすい」をコンセプトに住みやすい家づくりを目指しております。
家は長手方向より短手方向に揺れるものなので、家具を置く向き一つで安全性が変わってきます。
敷地の形状上、複層階にするのが一般的なので「平屋建て」は憧れですね。
4.制震・免震工法
ゼネコン時代、某タイヤメーカーの免震工法の社員寮施工に立会いました。
基礎と躯体をはさむ積層ゴムがあちこちあり、建物と敷地間にクリアランス(スキマ)が設けられているのが異様でした。
今では個人住宅にも採用されていますが、揺れには強くても沈下には対応できないのが実情です。
結論
まずは「良好な土地ありき」なので、地盤調査や地盤改良はよい建物を長持ちさせるためにも必須です。
柱の太さや基礎の頑丈さで耐震性をアピールする広告をよく見かけますが、土地と建物のバランスが良ければ地震に対しても最大の力を発揮してくれます。
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
048-935-4350
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