平成24年度(第31回)　「食品ヒット大賞」　発表

　先日、2月22日（金）に、東京　信濃町の明治記念館において、平成24年度　

第31回「食品ヒット大賞」の贈呈式が開催されました。

　式典は、『日本食糧新聞』、『日食外食レストラン新聞』でおなじみの日本食糧

新聞社が主催しています。

　選考は、まず100社以上のモニター企業（全国の小売、卸、商社など）に推薦

商品を挙げてもらい、その上で大手食品卸（国分、三井食品、伊藤忠食品、

日本酒類販売ほか）の経営者が審査委員として審査し決定します。

　対象商品は、その年にヒットした“家庭向け一般加工食品”です。

　第31回目を迎える今年は、『マルちゃん　正麺』（東洋水産）と、『キリン　メッツ

コーラ』（キリンビバレッジ）が　「ヒット大賞」を受賞しました。

　大賞を受賞した『マルちゃん　正麺』と『キリン　メッツコーラ』は、いずれもよく売

れた側面と、テレビＣＭを含めた話題性がありましたが、なんと言っても「袋麺（イン

スタントラーメン）」と「コーラ（炭酸飲料）」という、日本の加工　食品の歴史を刻ん

できた「超」がつく定番商品カテゴリーにおいて、従来のイメージを覆すほどのイン

パクトを放った点は見逃せません。

　特に『マルちゃん　正麺』は、他のメーカーとの競争が激しいカテゴリーに展開

するほど、人気となりました。

　実際食べてみると、その「生麺の感覚」という食感や舌触りには、従来のインスタ

ントラーメンのイメージはなく、へたをすれば駅前のラーメンチェーンよりも「うまい！」

と感じられる製品です。

　大物俳優を使ったＣＭでも訴えかけていますが、まだの方はぜひ一度食べてみて

下さい。

　お店のメニューにおいて「美味しさ」、「こだわり」、「コストパフォーマンス」とは何か、

どう表現し打ち出していくべきかについて、改めて考えさせられるインパクトを有し

ています。

弊社有料メールマガジンより抜粋

facebook（オリジナルコンテンツ）　　　http://www.facebook.com/foodconsulting 

関連コラム　

  朝礼の意義と目的　＜後編＞

http://profile.ne.jp/w/c-83591/

　接客の本質を考えてみませんか？　＜前編＞　　　http://profile.ne.jp/w/c-79925/

　「改善」のスピードとタイミング　＜前編＞　　　http://profile.ne.jp/w/c-76710/

　「価値」と「価値感（付加価値）」の追求　＜前編＞　　　http://profile.ne.jp/w/c-74616/

　クレーム対応の手順と３原則　＜前編＞　　　http://profile.ne.jp/w/c-68776/

　「店舗のコンセプト疲労」にどう対処していくか　　http://profile.ne.jp/w/c-59722/