小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 - 現場の事例・私の体験 のコラム一覧
839件中 281~290件目RSS
変わってきている「直接会った」の境界線
地方に本社があるIT会社で、東京支社に勤務する女性営業職の方にお話を聞く機会がありました。 技術者はほとんどが地方の本社にいるそうですが、「それではコミュニケーションを取るのが大変では?」と尋ねると、「いつも細かく打ち合わせをしているので、全然問題はありません」「よく話もしていて、技術と営業は仲が良いんですよ」と言います。 よほど頻繁に本社と東京を行き来しているのかと思いましたが、...(続きを読む)
「会社の昔話」をしたその後の違い
会社の創業時の苦労や、先代、先々代といった過去の経営者が取り組んできたことなど、今いる社員に会社の歴史や過去の経緯を伝えていくのは大切なことですし、意外に多くの会社で行われています。 社歴が10年を超えてくると、創業メンバーや古参社員の人たちが、そういう話を持ち出す頻度が増えてくるようです。 先人の苦労を知り、それに感謝することは、私はあって良いと思いますが、この「会社の昔話」は、...(続きを読む)
あるアスリートが言った「厳しくないけどキツイ」の言葉に思うこと
数多くのトップアスリートのトレーニングを指導する、プロトレーナーの木場克己さんに関する記事を見ました。 ご自身は、小学2年から柔道を始め、スパルタ式の練習で、中学では県大会2位、高校ではレスリングでインターハイ3位という有望な成績を上げていましたが、厳しい練習のせいで腰椎圧迫骨折になり、選手生命を断たれてしまったそうです。 もともと体育会系の“ど根性”にはなじめないでいて、こ...(続きを読む)
お金で効果的に動機づけしている一例
特に最近、金銭による動機づけが難しくなっていると言われます。役職や報酬にこだわらない人が増えていると言いますし、ある実験の結果によると、「金銭的報酬は、人の内発的動機づけを低下させる」などということもあるようです。 ただ、先日お話をうかがったある会社の社長は、これとは少し異なるお話をされていました。社員数40名ほどの技術系の会社で、機械装置の研究開発と製造を行なっているそうですが、過去...(続きを読む)
「会社での評価」だけでは見えないこと
ある会社の若手社員が、相談したいことがあるというので聞いてみると、その社員の直属の課長についての話でした。 「リーダーシップもないし、能力も低いし、あんな人が課長ではやってられない」などと言います。 言われている課長は、確かに社内での評価はあまり高くなく、「できない人」としてときどき話題に挙がってしまう人です。 少し控えめなところがあるためか、コミュニケーションの頻度が少...(続きを読む)
「自分の常識」は「他人の非常識」かもしれない
ある飲食店で食事をしていた時のことです。 隣の席にいた初老の男性2人の会話が、なにげなく耳に入ってきてしまったのですが、こんなことを言っていました。 「最近の若い者は、ろくに新聞も読んでいない」 「だから世の中の動きを知らなすぎる」 「手紙の書き方もわかっていない」 「だから言葉を知らない」 などなど。 何かよほどのことがあったのか、それとも日頃からのうっぷんの積み重ねな...(続きを読む)
「悪気のない不作為」が業績を悪くする
最近は「働かない○○」など、仕事に真面目に取り組まない者が、増えているかのような話があります。 人間ですから、多少のサボりや緩みはもちろんあるでしょうが、実際はそれなりに真面目に働いている人が大多数だと思います。特に日本の企業では、おしなべて真面目で信頼できる社員が多いのではないでしょうか。 どんな会社もそうですが、大多数の社員は、基本的には真面目に一生懸命働いています。ただ、どん...(続きを読む)
中小企業でもなってしまう「大企業病」の理由
「大企業病」という言葉は、誰でも聞いたことがあると思います。 その定義としては、「組織が大きくなることで内部の意思疎通が不十分となり、官僚主義、セクショナリズム、事なかれ主義、縦割り主義など、組織の非活性をもたらす事象が蔓延すること」とされています。社員は不要な仕事を作り出したり、細分化された仕事だけをこなすようになる傾向があると言われます。 ただ、「大企業病」とは言われるも...(続きを読む)
「やる気が出ない理由」を解決するとやる気が出るのか
組織風土や企業の課題を調べる一環で、社員の皆さんに対するヒアリングやインタビューをすることがあります。そういう場では、会社に対する不平不満の話は、当然のように出てきます。 その中身は、事業展開や商品、提供サービスといった経営に関するもの、社内制度や仕組み、「給料が安い」「休みが取れない」「仕事がつまらない」といった労働環境にかかわるもの、「あの上司の態度が悪い」「指示をするときの言い方...(続きを読む)
閉じた世界の中では気づきづらい「現象」から離れた「原因」
目に見えている「現象」のすぐ近くに「原因」があるとは限らないということは、多くの人はすでにわかっていることでしょう。今さら言うほどのことでもありません。 ただ、自分の会社での課題など、身近で起こっている「現象」の場合、この状況が客観的に把握できていないことがよくあります。 そうなる理由は、個人間の親密度や思い入れ、その他主観に左右される要素がたくさんあるということと、世間の状況や他...(続きを読む)
839件中 281~290件目