小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 - 現場の事例・私の体験 のコラム一覧
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「できるだけ制度化」という会社と「制度はいらない」という会社
そもそも人事という仕事は、なかなか思った通りの答えに行きつかないことが多いものです。期待した人材の抜擢であまり良い結果を得られない、逆に思わぬ人材が力を発揮するなどというのは、よくあることでしょう。 こんな見込み違いは、人事制度などでも同様で、十分な検討と準備を経た上であっても、期待した効果が出ないとか、場合によっては逆効果といったこともあります。 また、初めは良い滑り出しであって...(続きを読む)
「人材育成の場づくり」が難しくなっている
ある記事で、ここ最近は音楽番組が減っているという話題がありました。 昔はゴールデンタイムに放送される歌番組や音楽番組がいくつもありましたが、今は一つだけ?とのことです。 その理由で大きいのは、やはり視聴率が上がらないということのようで、ネットのおかげでテレビを見る人が減ったとか、嗜好の変化や多様化で何人もの歌手が出演するような従来形式の番組が見られなくなったとか、考えられる理由はい...(続きを読む)
「他人を変えたい人?」に感じた不快感
まだ新型コロナが流行する前にあったある会合でのことです。今まで身近に接したことは少ないですが、久しぶりに「他人を変えたい」とはっきり言い切る人に出会いました。 自分の思いや考え方を一生懸命に話し、すべてに賛同を求めてきます。その内容が思想的なことや政治的なこと、個人的な価値観にかかわることまで含まれていたので、私は賛同できる内容ばかりではありませんでした。 周りにいた他の人は...(続きを読む)
「自分が上」と意識すると高慢になり、「不平等」を感じると行動に出る
私自身は直接遭遇した経験がありませんが、飛行機内での暴言や暴力、マナーに反する行為をときどき耳にします。 これはアメリカ科学アカデミーの研究ですが、旅客機の乗客が争ったり暴れたりするような騒ぎを引き起こす一因に、ファーストクラスの存在にあるかもしれないという結果が発表されたそうです。 それによると、ファーストクラスがある旅客機では、エコノミークラスの乗客が騒ぎを起こす確率は、ファー...(続きを読む)
「明日でもいいことは明日やればいい」という考え方
「今日のことは今日中に済ませる」 「先延ばしせずに今やる」 こういう行動を悪く思う人は、あまりいないはずです。どちらかと言えば、私も「できることはすぐやる」という意識が強いので、物事をできるだけ先延ばししないようにと、常々思って行動しています。 ただ、ある先輩から「明日でもいいことは明日にすればいいんだよ」と言われ、その理由を聞くほどにちょっと考えてしまうことがありました。 ...(続きを読む)
「長期視点を捨てる」というチーム戦略の話
数年前のものですが、興味深い内容の記事がありました。 スペインのサッカー一部リーグに、アトレティコ・マドリードというクラブがあり、そのチーム戦略に関するものです。 決して裕福ではない中小クラブですが、バルセロナやレアル・マドリッドといった超ビッグクラブと優勝争いをするなど、リーグでは強豪チームとされます。 元アルゼンチン代表だったシメオネが監督ですが、経営戦略の視点から、彼とチ...(続きを読む)
「誰が言ったか」を気にする会社
いろいろな会社での人事コンサルティングを進める中で、社員対象のヒアリング調査をすることがあります。 基本的に「誰が言ったか」が特定できないような報告のしかたをしますが、その理由は社員の方々が委縮せず、できるだけ本音に近い情報を話してほしいからです。 ただ、この「誰が言ったか」をものすごく気にする会社があります。 どちらかといえば、経営者と現場の距離が近い、社員同士の顔がよく見え...(続きを読む)
「褒めて育てる」の弊害という話
「褒めて育てるのが一番」という考え方が広まってから、もうずいぶん年月が経つと思います。 ここ最近では「褒めて育てるなんて甘い」と否定的な捉え方をする人は、さすがにほとんどいなくなりましたが、そもそも日本人は感情表現が控えめの傾向にあるせいか、今でも「何をどう褒めればよいのかわからない」と、部下や他人を褒めること自体が苦手という人がいます。 しかし、このところ多くの書籍や解説記事で、...(続きを読む)
仕事の「スピード感」のとらえ方
ある会社で人材育成に関する打ち合わせの中で、「育つまで三年かかる」という話がありました。 ここだけ聞けば、それなりにもっともな話で、人材育成には相応の時間が必要であり、例えば新入社員が一人前と言えるレベルになるまでに、三年くらいの期間を見込むのは普通のことだと思います。 ただ、今回の話で言えば、新しい事業展開に向けて、即戦力のコア人材をどう育成していくかという話でした。ここで三年も...(続きを読む)
「丁寧に育てれば成長は遅くなり、成長を急げば雑になる」という話
今年4月に入社した新入社員は、新型コロナの影響で出社することもままならず、自宅待機が長くなったり、新人研修がすべてリモートになって孤独感を持ってしまったり、苦労をした人がかなり多かったと思います。 新入社員たちをまず初めに受け入れ、新人研修を担当する人事部門では、毎年いろいろ工夫をしながら研修カリキュラムを企画していますが、今年は例年にも増して、様々な困難があったことでしょう。 新...(続きを読む)
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