小笠原 隆夫(経営コンサルタント)- コラム「仕事の「スピード感」のとらえ方」 - 専門家プロファイル

小笠原 隆夫
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小笠原 隆夫

オガサワラ タカオ
( 東京都 / 経営コンサルタント )
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仕事の「スピード感」のとらえ方

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社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 現場の事例・私の体験 2020-07-14 08:00

 ある会社で人材育成に関する打ち合わせの中で、「育つまで三年かかる」という話がありました。

 ここだけ聞けば、それなりにもっともな話で、人材育成には相応の時間が必要であり、例えば新入社員が一人前と言えるレベルになるまでに、三年くらいの期間を見込むのは普通のことだと思います。

 

 ただ、今回の話で言えば、新しい事業展開に向けて、即戦力のコア人材をどう育成していくかという話でした。ここで三年もかかると手遅れにならないかと少し心配です。

 

 このような仕事の「スピード感」の違いは、私がいろいろな会社を見ている中では、結構良く感じることです。

 これはあくまで一般論ですが、経営者と社員では、経営者の方が要求スピードが早く、営業と間接部門では営業の方が早く、民間と公的機関では、民間の方が早い印象があります。意思決定をしなければならない立場の人の方が、仕事の「スピード感」は早い気がします。

 

 そして、自分たちの仕事の「スピード感」がどのくらいのレベルかというのは、実は意外に自覚できていないことが多いです。比較対象があれば、それに対しての遅い、早いは言えますが、その時の基準は基本的にみんな「自分」で、「自分が普通」に対する比較で遅いか早いかをとらえます。

 また、その感覚は仕事柄によっても変わります。

 私自身のことで言えば、会社でシステム開発現場にいた頃よりは、管理部門の頃の方が時間をかける傾向だったと思いますし、その後独立してからは、「自分で決めなければならない」「人任せにできない」という立場なので、時間を置いても変わらないことはすぐやるようになりました。

 そんな感覚なので、他人を見ていても「すぐやればいいのに」と思うことが多いです。

 

 ただ、仕事をする上では慎重さも丁寧さも大切で、何でも早ければよいということではありませんし、いろいろ事情があるのもわかるので、よく考えてじっくりやることも必要です。時間がかかるのは仕方がないと思うことはあります。

 

 それでも私が最近感じるのは、多少拙速だと思っても、とりあえずやり始めてやりながら考えた方が、その後の結果はよいということです。仮に万全と思う準備をしていても、その後の試行錯誤の度合いは、結局あまり変わっていないように見えるからです。

 やはり環境変化が激しくて、先の見通しは立てにくい時代なので、やりながら、動きながら、臨機応変に修正しながら進めることが必要になっています。

 

 仕事の進め方には、人によってそれぞれ固有のペースがあり、もし問題があると思っても、そのペースを急に変えるのは難しいことです。要求が「今よりも早くする」というときは、さらに難しくなります。

 

 そんな人それぞれの「仕事のスピード感」はあるにしても、今はやっぱり「スピード」が優先される時代です。特に事前準備に時間をかけすぎたり、余裕が欲しいだけでスケジュールを先延ばしにしたりすることは、できるだけ減らしていかなければなりません。

 

 これからは、自分基準では普通と思う「スピード感」を、少しだけでも早めていく意識が必要です。急に変えられなくても、「ちょっとだけ早く」が良いと思います。

 

 

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