小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 - 現場の事例・私の体験 のコラム一覧
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「天狗になる人」よりも扱いが難しい「卑下する人」
いくつかの会社で、コンサルティングの一環として、人事評価面談に立ち会うことがあります。上司の面談のしかたをみて、後からアドバイスしたり、第三者が立ち会うことで一方的な評価にならないように仕向けたり、他社の事例などを引き合いに話すことで、評価の納得性を高める助けにしたりということが目的です。 本人の自己評価と上司評価を突き合わせて面談する会社が多いですが、高い自己評価をつけてアピールしよ...(続きを読む)
「採用できれば・・・」の皮算用
新たな事業の立ち上げ、人員体制の強化、不足人材の補充などの場面では、必ず「人材採用」がついて回ります。ただ、実際に採用活動を進める立場から見ると、「採用できれば・・・」という皮算用が大きすぎると感じることがあります。 ある会社でのことですが、いくつかの会社を吸収合併した後、相手企業の出身者から、退職者が続出したことがありました。その時の人事責任者は、何とか社員の流出を止められるように、...(続きを読む)
「他人の残業」は無駄で「自分の残業」は必要?
少し前の話になりますが、ある会社で「残業を減らすにはどうしたら良いか」というテーマで社員ヒアリングをしたことがあります。 実施した理由は、必ずしも解決方法を見つけたいというわけではなく、どちらかといえば社員が自身の課題として考えてもらい、そこから当事者意識を持つことで、それぞれの仕事ぶりが良い方向に変わればと考えたということです。 そのヒアリングの中でのことですが、「なぜ残業が減ら...(続きを読む)
「提案してこない」はそれを聞く側にも問題がある
「そもそもうちの社員たちは、自分たちから提案なんてしてこないよ」とある会社の社長が言います。 人事施策上の課題をどう解決していくか考えている中で、社員から提案できる仕組みや部門横断の改善プロジェクトなど、社員が当事者意識を持てる取り組みが必要だという話から出て来たことです。 ちなみにこの会社では、今までも目安箱のような提案事項を集める制度や、改善を検討する社員チームを作ったことがあ...(続きを読む)
社内事情でも意識しなければならなくなった「社外からの目」
人事制度のような仕組みを作る上で、当然ですが重視されるのは社内の事情です。その制度で従業員満足は高まるのか、生産性は上がるのか、業績は向上するのか、社員のやる気は増すのかなど、制度の検討過程でいろいろ議論されますが、あくまで社内で起こる範囲のことです。 しかし、最近はそんな社内事情にとどまることでも、「社外からの目」を意識する企業が増えてきました。 例えば、「実力主義で30代の課長...(続きを読む)
「働きづらい上司の特徴」を本人は自覚できているか?
「働きづらい上司の特徴ランキング」という記事がありました。転職口コミサイトの「転職会議」が調査した結果です。 挙げられていたトップ5は、 1位「頭ごなしに決めつける上司」 2位「権力に物言わすパワハラ上司」 3位「無責任な丸投げ上司」 4位「口だけで働かない上司」 5位「じめじめ陰湿な上司」 となっています。 どれを見ても、これが自分の上司なら一緒に仕事をしたくな...(続きを読む)
気弱だった新人が5年目になったときの良くない変化
ある会社で、新入社員の頃から見ている社会人5年目の若手社員と、久しぶりに話す機会がありました。 新人の頃は本当に気弱で、面接時にもやっていけるだろうかと採用を迷ったような人ですが、久しぶりに話す中ではずいぶん変わっていました。昔のままの礼儀正しさを持ちながら、仕事に自信がついたのか、その様子から見える成長を感心しながらみていました。 ただ、周りで一緒に働いている人たちによると、彼の...(続きを読む)
「あきらめる」の本来の意味は「明らかに見る」だという話
以前何となく見ていたテレビ番組での、興味深かった話です。 番組のテーマは依存症で、薬物だけでなくギャンブル、ネット、スマホなど、依存の対象になるものは無数にあって、誰でも何かしらに依存しながら生活しているということでした。 それが度を越した「依存症」になってしまうのは、「目の前の現実を受け入れられないから」だそうです。過去の実績や影響にすがる、そのための現実逃避をするために何かに依...(続きを読む)
「自分の当たり前」が相手には新鮮なことがある
最近はコロナ禍のせいで、外国人観光客をほとんど見かけなくなってしまいましたが、あるウェブコラムに、日本流のおもてなしは、必ずしも外国人観光客に好評ではないという記事がありました。 日本で提供されているツアーには、観光地をめぐってお土産を買うというパターンがあまりにも多く、「体験が少ない」のだそうです。 日本人は、その場所へ行ったという事実が重要なので、写真を撮ってお土産を買えばだいたい満...(続きを読む)
「どんな人かは見抜ける」と言い切るベテラン人事に感じる過信
会社から見て、人材というのは、どんなに万全を期して選考し、その人のベストと思えるキャリアプランで育てたとしても、なかなか思った通りにいかないことが多いものです。 「期待した人材を抜擢してみたもののあまり良い結果が得られない」「思わぬ人材が力を発揮する」「採用してみたら想像とは違っていた」などということは、できれば避けたいと思っていても、日常的に起こっていることです。 採用担当者とし...(続きを読む)
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