小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 のコラム一覧
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「和」の功罪
日本は「和」を重んじる文化といわれます。行き過ぎた成果主義を見直す中で、やっぱり組織の「和」が大切だというような言い方もされてきました。 私がずいぶん前に聞いた講演で、「和」には、積極的「和」と消極的「和」があるというお話をうかがったことがあります。 積極的「和」とは、文字通りチームワーク、協調性、他者へのリスペクトといった、一般的な「和」を捉える時に言われるところですが、負の...(続きを読む)
人事制度にどこまで書くか?
新たな人事制度を導入して、しばらくすると様々な運用上の問題が出てくるのは当然のことですし、これを見直しながらより良いものに作り上げていくのは当たり前に必要なことです。 しかし、その問題提起の中で、「もっと具体的に」、「もっと詳細に」、「もっとわかりやすい記述に」といった指摘ばかりが出て来るケースがあります。私の経験上では、初めて人事制度を導入したような企業、成熟していない若い組織、マ...(続きを読む)
「夢をかなえるゾウ」のような研修
かねてからお付き合いさせて頂いている会社で、マネージャー研修のお手伝いをさせて頂いています。 そもそものオーダーは「マネージャー達の人間の器が大きくなるような研修」という壮大なもので、大した器ではない私としてはとても難しいテーマだったのですが、お話しをうかがううちに「とにかくいろいろな事に接し、いろいろな事に興味を持ち、いろいろな事を知っていけるような場を作り、その中で人間的な幅が広...(続きを読む)
嫌われる人事部門
以前、大手銀行出身の方と一緒に仕事をしていたことがあります。 その方は「人事部門の人とはあまり付き合いたくない」とおっしゃっていました。何故かを伺うと、「ろくに面識が無い人が自分の評価や個人事情を知っていることが嫌だ」とおっしゃっていました。私は歴史ある大企業での人事経験は無いのですが、その方に伺った限りでは人事は会社の中でも特別な位置づけで、社内でも人事は人事同士でしか付き合いが無い、な...(続きを読む)
応募書類を見ていて・・・
最近、ある会社の営業職の採用業務に関わっています。 応募数は非常に多く、年齢層は40代、50代がほとんどです。やはりそのあたりの方々が応募できる求人件数が少ないのであろうことが感じられます。 もちろん頂いた書類はできるだけしっかり拝見するようにしているのですが、多くの方から頂く応募書類を一斉に見ていると、どうしてもいろいろな面で比べるようになってしまいます。 郵送方法だけ...(続きを読む)
心の余裕
以前、カウンセリングやコーチングといった分野の専門家の方の講演で、「自分が仕事に追われて心の余裕が無いようでは、他人のことを親身になって考えたり適切なアドバイスをしたりすることは出来ない」というお話を聞いたことがあります。 確かに自分が自分のことに精一杯では、他人の事などかまっている場合ではありません。最近、企業内での人間関係が希薄になった、人材育成がおろそかになっているなどと言われ...(続きを読む)
通勤電車にて
会社を辞めて独立してからしばらくは、通勤時間帯に電車に乗る機会がとても少なくなっていたのですが、最近また良く乗るようになっています。 私は電車に乗っている時は本も読まないし音楽も聴かない、携帯電話もメールが来たときくらいしか見ない、何もしないで単にボーっと考え事をしているというタイプです。しいて言えば周りに乗っている人の人間観察をしているという所なのですが、久しぶりに満員電車に乗るよ...(続きを読む)
強い者が教えない方が良い
先日見ていたテレビ番組で、ちょっと気になる話があったので紹介します。 それは、「私は強くないから、他人に教えることが出来た」という話です。 たぶん誰でもご存知の有名な俳優さんのお話でしたが、「もし自分が強い者で、その感覚のまま相手をガンガン厳しく鍛えても、結局モノに成る者はなるし、ならない者はならない。それはかえって自分自身が恨みを買ったり、周囲の人を遠ざけるだけで、他人からあな...(続きを読む)
時間の大切さ
「遅刻はいけない」ということは当然ですが、新入社員などに理解してもらうために、あえて「損失額」で話したことがあります。 例えば、たった一人がたった5分だけの遅刻だったとしても、その遅刻のために10人集まる会議が始められなかったとしたら、5分×10人で50分相当のロスになります。一件を金額換算すれば数千円程度のロスでしょうが、これが社内で毎日いろいろな場所で発生しているとしたら、「塵も...(続きを読む)
勤怠が良好な人
私が専門としているIT業界は、新しいことをしている先進的な業界と見られがちですが、自社でサービスを開発、提供している会社以外は、実は建設業界などと似た階層化された下請け構造になっています。 技術者を探している元請企業から様々な案件情報が流れてくるのですが、そこには時々「勤怠が良好な人」という条件が付いています。ここで言っている「勤怠」とはほとんどが遅刻、突発や無断の休みを指しているよ...(続きを読む)
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