小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 のコラム一覧
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労働組合の存在意義
少し前になりますが、「労働組合の組織率低下が、今後どうなっていくか」というインタビューを受けたことがあります。その時は「派遣切り他の非正規労働者への扱いなど個別労働紛争の増加傾向に伴い、それらに関しての相談、対応窓口としての役割はむしろ増えてくるのではないかと思うが、それが組織率向上につながるかは何ともいえない」との話をしました。基本的な考え方は今もほとんど変わっていません。 以前、...(続きを読む)
なぜ「パワハラ」がおこるのか
「いやー、パワハラって本当にあるんだよ」。 私の身内からの話ですが、今とても業績が厳しい某有名メーカーで、圧力をかけられる材料は良く有りがちな業績とか数字の話のようです。ハラスメントというからには、理不尽だったり無理難題だったりという部分がかなりあるのでしょう。社内では雇用調整などの話もあるらしく、みんなが他人の事など構っていられない状況なのかもしれません。 「パワハラ」などとい...(続きを読む)
過労死と失業
先日テレビニュースで雇用問題の話をやっていた時、一緒に見ていた中学2年の娘が「なんで仕事が無い人がたくさんいるのに、過労死になってしまうの?」と聞いてきました。考えてみれば至極全うな疑問です。 その時は「一度人を雇うと簡単にクビに出来ないから、一時的に仕事が増えたぐらいでは会社は新しく雇いたくないんだよ」とか、「一人を長時間働かせた方が、その仕事を何人かで分け合うより人件費が安上がりになる...(続きを読む)
「数字」を意識させることの善し悪し
ある会社での人事制度作りをお手伝いした時、評価制度を検討する中で業績管理を誰がどのように行っているかという話題になり、その会社では役員クラスのみで行っていたため、なぜ権限委譲しないのかを聞いたところ、「以前プロジェクトマネージャーにプロジェクト単位の収益管理を任せたことがあるが、目先のお金のことばかりを気にして総合的に判断することができず、このままでは良い方向に進まないと感じてやめてしまった」と...(続きを読む)
法律に関する知識
つい先日、お手伝いをしている会社の社長様から労働基準法に関わる事柄を質問されていたのですが、いくつかの内容について「そんな事知らなかった・・・」と言われることがありました。それなりに経験を積まれてきている経営者の方ですが、そんな方でも抜け落ちている部分があったということです。 最近は不況の影響もあり、労働者に対する不当な扱いが増えているといわれますが、労働法の知識に疎く法律違反の意識...(続きを読む)
厳しい就職活動の中でも
もうずいぶん前の話になりますが、就職氷河期といわれる時代に企業の採用担当をしていた頃の事です。 全体の採用数も激減していて本当に厳しいときだったと思うのですが、その当時面接した学生さんに対して「今年の就職活動は厳しくて大変でしょう」と聞いた時、ある方の答えがとても印象に残っています。 その学生さんは「皆さんからそのように言われますが、自分は就職活動を経験するのは初めてですし、比...(続きを読む)
「年功序列」は悪いのか?
年功序列の賃金体系は、最近では時代遅れ扱いされがちです。 私がいたIT業界の技術者などは、技術の進化が早いために自分の知識や技術がすぐに陳腐化してしまう傾向がありますので、確かに年齢や経験年数と実務能力が比例しない部分も多くあります。 しかし製造業などで熟練を要する現場の職人さんなどは、経験が長いほど能力が高いでしょうし、どんな仕事であっても年齢とともに重ねた経験は、能力や貢献度に一...(続きを読む)
言われなくてもやるか、やらないか
組織の中で上司から指示されたことは、基本的にはやらなければなりません。では指示されていないことをどうすればよいのか、これは考え出すと案外難しいことです。 指示されるであろうと予測してやったなら、褒められることなのかもしれません。自発的に行動できる、指示待ちでない、積極性があるなどと評価されるでしょう。でも上司があえて意図的に指示しなかったのだとしたら、命令違反の余計な行動になってしまい、上...(続きを読む)
職業選択の自由って・・・
最近、政治家の世襲制限が良く話題になります。その中で「制限することは憲法で保障された職業選択の自由に反する」という話が出てきます。 「政治家」を「職業」と言われると、「政治を生活の糧としてやっているの?」と思ってしまい、ニュアンスに若干の違和感を覚えてしまうのですが、憲法で保障された権利といわれれば、まあそういうことなのでしょう。 そもそも「仕事を選ぶ」ということを、すべて個人...(続きを読む)
ワークライフバランス
やりがいのある仕事と充実した私生活を両立させる、仕事と生活の調和という考え方である「ワークライフバランス」が言われ始めて久しいですが、残念ながら実現しているとはいえない状況だと思います。 「ワークライフバランス」を単なる残業規制の口実に利用して、仕事量の調整をせずに時間数だけを制限している会社があります。サービス残業を生む土壌になってしまったり、忙しい社員と暇な社員に大きな格差があっ...(続きを読む)
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