小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 - 私の思い・考え のコラム一覧
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仕組みがなければ伝わらない、先人も意識していた「知識・技術の伝承」
2013年に伊勢神宮で行われた式年遷宮(しきねんせんぐう)について聞いたお話で、とても印象に残ったことがあります。 式年遷宮は、1300年間に渡って続けられている20年に一度の大祭で、社殿をすべて造り替え、殿内の神宝などを新調して、御神体を新宮へ移す一連の儀式をいい、この時行われたのは“遷御の儀”といって、そのクライマックスにあたるものだそうです。 この“社殿を定期的に...(続きを読む)
粗探しするのは人間の本能という話
ある方からうかがったお話が、ちょっと面白かったので紹介します。 例えば、雲一つない「青空」の中に、「小さな黒い何か」が浮かんでいたとしたら、たぶんほとんどの人は、それがいったい何かと目を凝らし、確かめようとするのではないかと思います。 鳥?、飛行機? 気球?、それともUFO?・・・。いずれにしても、気になって仕方がないはずです。 でも、その時に見えている視界の99.99%...(続きを読む)
社員に「起業家精神」を求めることへのちょっとの違和感
「会社で起こることを人任せにしない」 「何でも我がこととして仕事にあたる」 「全体を見渡す広い視野を持つ」 「経営資源(人、モノ、金、情報・・・)を意識する」 「目的意識、コスト意識を持つ」 「組織を率いるリーダーシップ」・・・・.etc このような内容を「社員として望ましい行動」や「望ましい人材像」として掲げ、社員に意識、浸透させることで、より良い行動につなげようという取り組...(続きを読む)
「数字がモチベーションにつながる」と断言することに感じる危うさ
あるお店でのことですが、まったく知らない隣の人の会話がやけに気になってしまいました。 たぶん、どこかの会社の経営者の方と、その管理職か社外ブレーンという感じの方の会話で、「やっぱり数字はモチベーションにつながりますからね!」とお互いに確認し合っていました。 確かに結果が数字で見えると、目標を達成したのかしないのかはわかりやすいですし、もし未達成だとしても、あとどのくらいで達成...(続きを読む)
学生の「大人慣れ」が足りない?
少し前になりますが、大学生の就職活動に関する新聞記事で、『「大人慣れ」しない就活生が増殖!』というものがありました。 就職活動の環境変化により、あまり足を使わない学生が多いのが最近の傾向で、今は説明会予約もエントリーシート提出もネット経由なので、そんなバーチャルな世界だけで就活している気になってしまっているということでした。 一昔前は、説明会の予約などは電話で行っていましたか...(続きを読む)
実は圧倒的に多いはずの「報われない努力」
ある会合で、「自分はこんなにいろいろ努力をしているのに、報われることが全然ない」という嘆きと愚痴を延々と話している人がいました。 楽しい話ではないので、私にとっては少し耳障りでしたが、話を聞いていると、確かにその人はそれなりに頑張っているし、そんな気持ちになるのも多少は仕方がないとも思いました。 ただ、「努力すれば報われるのか?」といえば、必ずしもそんなことはありません。 成功...(続きを読む)
良い転職につながる要素になる「転職先での理解者」
転職という形で仕事の環境を変えることで、それが良い結果になることもあまりそうではないことも、どちらの場合もあると思います。 転職については、私もいろいろな人から意見を求められ、その人に応じていろいろなお話をします。中にはあえて環境を変えない方が良いと感じることもありますが、そう思った人が結果的に転職を選択することもあります。そんなご本人から転職後の様子を聞いたりすると、予想に反して良い...(続きを読む)
「若者は没個性」と言う人の方が実は没個性?
「最近の若者は個性がない」とおっしゃる方がいます。若者とは言えない年齢の人から聞くことが多いので、よくある“今どきの若者批判”かもしれませんが、確かにそんな風に感じることはあります。 私が20代の人と接することが多いのは、主に企業での採用面接など、その人の日常生活とはちょっと違う場面なので、見え方に偏りがあるかもしれませんが、どちらかというと真面目で素直な良い子が増え、人と違うことで目...(続きを読む)
「継続は力なり」か、それとも「あきらめが肝心」か
「継続は力なり」と「あきらめが肝心」はそれぞれ格言、名言として有名ですが、全く正反対の言葉です。 では、いったいどちらが正しいのでしょうか・・・。 たぶんそんなことを考えるのはナンセンスで、時と場合によって、きっとどちらも正しいだろうと思います。 そうは言うものの、私が最近聞いたお話で印象に残ったことに、「マサイ族の雨乞い」という話があります。 この話はすでにご存知の...(続きを読む)
高くなっている気がする「身内」と「他人」の壁
最近いろいろなところで、「自分とは意見が違う人と話し合うこと」を避ける傾向が多いと感じています。 自分と意見が合う人、気が合う人は自分の「身内」として、頻繁に意見を聴いたりコミュニケーションを取ったりしますが、自分の考えとはちょっと違うとなると、一気に「他人」の扱いでコミュニケーションを取らなくなります。「身内」の意見は良く聴くけれども、「他人」の意見はほとんど聴かないという極端な感じ...(続きを読む)
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