小笠原 隆夫(経営コンサルタント)- コラム「「やりたいこと」と「やらされること」と「できること」の距離」 - 専門家プロファイル

小笠原 隆夫
組織に合ったモチベーション対策と現場力は、業績向上の鍵です。

小笠原 隆夫

オガサワラ タカオ
( 東京都 / 経営コンサルタント )
ユニティ・サポート 代表
Q&A回答への評価:
4.7/75件
サービス:4件
Q&A:193件
コラム:528件
写真:0件
お気軽にお問い合わせください
03-4590-2921
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

「やりたいこと」と「やらされること」と「できること」の距離

- good

社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 私の思い・考え 2017-10-17 08:00

 いろいろな調査の結果を見ていると、日本人は全般的に「仕事の満足度」が低い傾向にあります。しかし、それにもかかわらず、「今の会社に勤め続ける」という人の比率も高いようです。

 

 雇用環境などの要因はありますし、会社内での自由度は人によって違いますが、仕事観として、自分の意志に関わらず、会社から与えられた「やらされること」であっても、それを義務としてこなすというようなことを重視している印象を持ちます。

 

もしも、会社から与えられた「やらされること」と、自分の「やりたいこと」が合致していたとすれば、仕事の満足度は当然高まるはずです。

 自社の中で自分の「やりたいこと」に巡り合い、その仕事に関わることができている人も大勢いると思いますが、私が企業で働く多くの人たちにお話をうかがっていると、この「やりたいこと」と「やらされること」の平均的な距離は、年々広がってきているように感じます。

 会社という閉じた環境の中で、なおかつ今の厳しいビジネス環境の中で、自分の「やりたいこと」に出会うというのは、なかなか難しいことなのかもしれません。

 

 転職や起業という選択をする人は、もちろん必要に迫られてという場合もあるでしょうが、この「やらされること」よりも「やりたいこと」を重視した上での行動だろうと思います。

 こういっている私も自営業ですが、やはり「やりたいこと」を重視した結果から、今の立場があります。企業勤務の時代に比べれば、それなりに大変な面はありますが、仮に「やらされること」があっても、それは自分の意志で選択していることですし、そのおかげで「やりたいこと」との距離は比較的近いので、仕事の満足度はたぶん高い方だろうと思います。

 

 ただ、転職や起業をしたからといって、仕事の満足度が高い人ばかりかというと、必ずしもそうではありません。

 例えば、転職後に任された業務内容や、独立後に依頼される仕事内容が、自分の「やりたいこと」とは違っていることを嘆く人がいます。以前と同じように、「やりたいこと」と「やらされること」の距離が遠いということです。

 

 こういう人たちに対して私が思うのは、本人が思っている「やりたいこと」と、周りから見たその人に「できること」の間にギャップがあるのではないかということです。本人の自覚としては「やりたいこと」と「できること」は合致しているのに、周りから見るとそうではないという状況です。

 

 「やりたいこと」と「やらされること」を一致させるには、運や偶然の出会いにも左右されますから、自分の力だけではいかんともしがたいところがあります。

 しかし「やりたいこと」と「できること」の距離は、自分の意識次第で把握して合わせることができます。またそれが自覚できていなければ、自分の「やりたいこと」にはなかなか到達しないでしょう。

 

 「やりたいこと」と「やらされること」と「できること」がすべて一致していることが望ましいのだとすれば、まずそのためには、「やりたいこと」と「できること」のギャップを埋めることがスタートということになります。

 

 自分の「できること」を「やりたいこと」に近づけていく努力が、実は大事なことだと思っています。

 

 

カテゴリ 「社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集」のコラム

カテゴリ このコラムに関連するサービス

対面相談 【対面】「活気がない」「やる気が出ない」職場活性化を考える

当事者では気づきづらい組織風土の問題をアドバイス。同テーマ商品の対面相談版です。

料金
6,000円

「今一つ元気がない」「何となく一体感がない」など、職場の風土や雰囲気に関する悩みについては、当事者しかわからない事情とともに、当事者であるために気づきづらい事もあります。これまでのコンサルティングで、活気を維持する、活気を失う、活気を取り戻す、という様々な事例、プロセスを見た経験から、会社状況に合わせた原因分析、対策をアドバイスします。(同テーマのメール相談を、より詳細に行うための対面相談です)

【対面】「活気がない」「やる気が出ない」職場活性化を考える
プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム