小笠原 隆夫(経営コンサルタント)- コラム「失恋、誕生日、バーゲン?」 - 専門家プロファイル

小笠原 隆夫
組織に合ったモチベーション対策と現場力は、業績向上の鍵です。

小笠原 隆夫

オガサワラ タカオ
( 東京都 / 経営コンサルタント )
ユニティ・サポート 代表
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失恋、誕生日、バーゲン?

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社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 お勧めの取り組み 2008-09-29 00:00
 この表題でピンときた方もいらっしゃると思いますが、こんな休暇を社内制度にしている会社があるそうです。よく紹介されているお馴染みの物も含めて、ちょっと目に付いたところだけでも、こんなものがありました。
・失恋休暇
・誕生日休暇
・バーゲン半休
・二日酔い半休
・Ipod支給制度
・非喫煙手当
・社内恋愛目安箱(社長だけが鍵を持っている箱に、女子社員が意中の男性社員の名前を書いて入れると、相手の意思を確認し、場合によってはとりなしてくれる)

 他にもライフプラン研修と称して、若手社員に貯金教育、中高年社員に定年後の生活設計教育をしたり、社内バーを設けて利用は無料としたり、社員旅行や社内運動会といったかつての定番行事も復活してきているようです。

 すべてに共通して言えるのは、社員のプライベートといえる部分にも介入しているものだということです。
 これまでは、成果主義が広まるとともに経費削減も厳しくなり、また仕事とプライベートをはっきり区別する風潮もあって、効果が数値化しづらいような、様々な社内行事や社員向け制度は縮小、廃止される方向となってきていました。
 しかし最近は、社員のプライベートに関わる部分も会社が支援したり、社員同士が仲良くなったりすることで、会社という集団への社員の帰属意識が増し、チームワークが向上し、生産性も上がっていくという考え方が改めて見直されてきており、従来からある定番行事の復活はもとより、独自のユニークな制度を考え、導入する企業も増えてきています。

 もちろん個人の価値観は多様化していますので、このような流れに必ずしも賛同しない向きもあると思いますが、会社が人の集団で組織であるということを考えると、人の気持ちに訴え、チームを盛り上げることは絶対必要なはずです。

 あまりコストをかけずに実施出来る、自社なりの名案もあると思いますので、皆さんの会社でも是非考えて見てはいかがかと思います。
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