上津原 章(ファイナンシャルプランナー)- コラム「資産運用は体に毒?」 - 専門家プロファイル

上津原 章
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上津原 章

ウエツハラ アキラ
( 山口県 / ファイナンシャルプランナー )
上津原マネークリニック お客様相談室長
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資産運用は体に毒?

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資産運用の考え方 2009-05-13 10:24
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの上津原と申します。

今日は、ストレスフリーの資産運用について、私の実体験も踏まえながら考えてみたいと思います。皆さんは、資産運用でストレスを抱えたご経験はありませんか。

2002年4月。私は誕生日にアメリカのインターネット関連株を24ドルで50株買いました。当時の金額でおよそ16万円でした。しかし購入してから2週間後、悪夢のように株価は急降下を始めました。

(左が月日、右が株価です)

4月19日 24ドル53セント
4月22日 22ドル49セント
4月25日 18ドル24セント
4月29日 8ドル 7セント

1ヶ月も経たないうちに株価は3分の1です。
この時のことは今でも忘れられません。
インターネットで毎日株価をチェックしていた私も、下落していく株価を見るたびに心臓の血管が締め付けられ、息苦しさを感じるようになりました。

「資産運用で死ぬかもしれない・・。」

と本気で思いました。
そして半年後には株価が4ドル30セントまで下がりました。
投資を始めた時のおよそ6分の1です。

幸いにもその後その会社は業績が回復し、株価も大きく上昇したからよかったものの、もしそうでなかったら今頃胃に3つぐらい穴があいていたかもしれません。

以前、短命になりがちな職業のベスト3の中に「金融機関のディーラー」が入っていたことを今でも思い出します。資産運用にのめり込みすぎるとお金だけでなく、自分自身の体をも失いかねないようです。

3月に日経平均が7,200円前後だったころ、ライフプランのフォロー面談をしていた時お客様から次のようなご質問がありました。

「日経平均はいくらぐらいが底でしょうか。」

お客様は投資をしたい株の銘柄があってタイミングを計っておられるようでした。そこで私は、資産運用に関するの次の格言を思い出し、お話ししました。

「頭と尾っぽはくれてやれ」

つまり、タイミングにこだわり過ぎず、大まかに買い時と売り時をつかむことが大切だということです。最安値で買って最高値で売ることにあまり執着してはいけないということですね。
お客様は、タイミングを計りすぎてストレスで胃が痛くなることがあるといわれていました。体をこわしてしまったら、資産運用をしても楽しくありませんよね。

少しばかりの利益がでたとしても、ストレスになるような資産運用は好ましくないのではないかと思われますがいかがでしょうか。

私たちには、仕事や普段の生活といった、資産運用のほかにもっと大切なことがあるようです。みなさんも、ゆとりのある資産運用を心がけてみませんか。
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