出張先で食事をすると、

メニュー表の価格が税抜表示になっているお店が多いことに気づきます。食べ終わってから精算する時に税込価格を初めていわれることも多々あります。おいしいお店だったら仕方ないかと思うものの、食事の量や味が価格に見合わない店だと後味の悪い感じがします。　

現在は、税抜価格での表示が認められています。

消費税率が段階的に上昇していたこともあり、消費税率改定があっても事務作業を増やさないようにという、事業者の手間を考慮してのことでした。　

 国の立場から言えば、税込表示の方が増税感を感じさせないので好ましいのではないでしょうか。4月1日に税込表示に改定するのも、消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保のための消費税の転嫁を阻害する行為の是正等に関する特別措置法（平成25年法律第41号）によって以前から決まっていたものです。急に決まったものではありません。　

弊社では創業当初から総額表示（税込）でお客様へ価格提示をしております。

事務所の経費には消費税がかかり、消費税率が上がると経費が増えます。それでも、弊社の考え方に共感されてお客様が増えれば消費税の負担が増えてもやっていけるという考えがあり、今日まで消費税率アップによるライフプラン料やライフプラン会費の値上げをしておりません。　

4月1日からは総額表示が基本です。

総額表示だけだと、切り替えた途端に売り上げが下がってしまうかもしれません。税抜価格や消費税額との併記も認められています。すぐに対応できるに越したことはないのですが、切り替えができない中小商店は少なからずあると思われます。価格に見合った商品やサービスを提供するお店であれば、大目に見てあげましょう。突き詰めていくと、お客様に値上げを認めてもらえるようなサービスや接客ができるかどうか、ご商売をされている方々一人一人に問われているように感じます。