上津原 章(ファイナンシャルプランナー)- コラム「子どもに伝えたい契約の話」 - 専門家プロファイル

上津原 章
心とお金が豊かになるライフプランを一緒に作成しませんか。

上津原 章

ウエツハラ アキラ
( 山口県 / ファイナンシャルプランナー )
上津原マネークリニック お客様相談室長
Q&A回答への評価:
4.6/336件
サービス:2件
Q&A:943件
コラム:462件
写真:9件
お気軽にお問い合わせください
0820-24-1240
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

子どもに伝えたい契約の話

- good

ライフプランの心 2019-09-30 21:35


2022年4月から、

民法の改正により18歳以上は成人になります。今までよりも最長2年間、成人になるのが早まります。 

親の同意がなくても、クレジットカードを作ったり、ショッピングローンなどでお金を借りたり、アパート等の住まいを借りることができるようになります。いろいろなことが自由になる反面、気を付けることもたくさん出てきます。 

皆さんは18歳から20歳まで、どのような失敗をしてきましたか。

私は、2年間で2つの大きな失敗をしました。一つは、最新のビデオデッキ欲しさに16万円のショッピングローンを組み、年利10%以上の高い利息を払っていたこと。もう一つは、とある宗教団体に洗脳されかけ、親の手助けを得て高いお布施を払うのを踏みとどまったことです。 

ショッピングローンの契約書には、

親権者の欄がありました。未成年でしかも大学生であったので、何かあれば親の負担が増えます。親からは、ローンを借りた後も仕送りを増やさないという条件で許してもらいました。長期休暇中などにアルバイトをしながら、3年近くかけて完済しました。 

宗教団体に洗脳されかけたのは、

一人暮らしの孤独感を感じ、将来が不安になったからです。友人に頼れないと思い、孤独に浸って事態を悪くする手前で親を頼りました。一人暮らしになってから今までやろうと思っていなかったギャンブルにのめりこんだりするのも、似たような理由だと感じます。

勉強によって知識を詰め込んでいても、

いざ実生活になると知らないことだらけで、契約を結んだ後になって大変だと気付いたり、誰かに助けを求めることで何とか危機から脱したりするのが、成人になる手前や直後ではないかと感じます。

若いころのお金に関する経験は、

年齢を重ねるにつれて大きな影響を与えます。自分の能力以上にお金を使っていると、職場のお金を流用したり、相続で大金が入るときに親族等をだましたりすることになるかもしれません。その反面、お金で苦労している方の中には、預金残高が減るのが気になってお金が使えない方もおられます。

お金が無くなれば働けばよい、それでも無くなれば借りればよい。それでもだめなら食費を切り詰める。確かにその通りですが、自分が働いて解決できること、食費を切り詰めてできることにも限りがあります。

大学入試でも、契約に関する問題が出題されることがあるそうです。

私たち大人が、子どもに契約など、世の中の仕組みを伝え、決断したことが将来どのような影響を与えるか、子どもと一緒に考えたいものです。


カテゴリ 「ライフプランの心」のコラム

相談者の勇気をほめたい。(2011/09/12 18:09)

カテゴリ このコラムに関連するサービス

対面相談 体験相談会

普段から気になっている、お金の課題を解決してみませんか。

料金
無料

ファイナンシャルプランナーに相談したいけれど、どのように相談したらよいかわからない、相談料がいくら必要かわからない、といった方のための相談会です。

体験相談会
プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム写真