上津原 章
ウエツハラ アキラグループ
チャレンジに年齢は関係ない。~百田尚樹氏の話~
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日本YEG全国大会の記念講演の講師は、百田尚樹氏でした。
以前は探偵ナイトスクープの放送作家として知られ、現在は作家として著名な方です。
彼が作家になろうと決心したのは50歳の時。
「自分は死に物狂いでやってきただろうか」と疑問を持ってのことでした。 そのような彼も、「50歳から新しいことを始めるのは、少し遅いのではないか」と最初は思われたようです。その気持ちを変えたのは、94歳の世界最年長?マジシャン、入江氏との出会いでした。入江氏が整体師の資格を88歳に取得されたことや、マジックを失敗しても何度でもチャレンジされたことが、百田氏に「新しいことを始めるのに年齢は関係ない」と思わせたようです。
いざ作家になろうとしたときに、
ふと気づかれたのは、
「私が生まれる10年前まで日本は戦争をしていたので、私も父から戦争の話をたくさん聞いた。でも、私の子どもの世代には伝わっていない。」
ということでした。その気持ちが「永遠の0」や「海賊と呼ばれた男」という著書に表れているとのことです。
日本は戦後、戦争賠償金の支払いや空襲の被害、大正生まれの若者のおよそ7人に一人が戦争で亡くなったことなどによって、ゼロどころか大きなマイナスから始まったといわれています。戦勝国、いわゆる連合国のレポート(昭和20年作成)でも、「50年後に、昭和5年程度の経済水準に達するのがやっと。」
といわれていたようです。それでも、20年足らずの間に新幹線をつくり、東京オリンピックを開催できたのです。当時の日本人はどれだけ働いていたのだろうかと思うと、想像するに余りあります。
今の世の中は、
すでに豊かになっているので欲張らなくても十分に生活できるのかもしれません。それでも私たちは、生まれてきたからには、少しでも世の中のために、そして日本をよりよくするために仕事をし、挑戦を重ねたいものです。そのことが、戦争を生き残って猛烈に働いてきた人生の先輩たちへの恩返しになるのではないでしょうか。
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