上津原 章(ファイナンシャルプランナー)- コラム「広島の4つの健康保険組合が解散を検討」 - 専門家プロファイル

上津原 章
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上津原 章

ウエツハラ アキラ
( 山口県 / ファイナンシャルプランナー )
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広島の4つの健康保険組合が解散を検討

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ライフプランの心 具体的な提案 2008-09-05 10:12
おはようございます。
ファイナンシャルプランナーの上津原です。

本日9月5日の中国新聞の1面記事で、

「広島の4健保 解散を検討」

という記事がありました。地方紙ではありますが1面ですのでかなりショッキングな記事といえます。中国地方には39の健康保険組合がありますが、4つということはおよそ10%です。

中国新聞の取材で分かっている範囲でも、赤字の健康保険組合が29。それぞれの組合には積立金がありますのですぐに解散というわけではないと思われます。とはいえ、お勤めの会社の健康保険組合の経営状態がどのようになっているか、一度確認されたほうがよさそうです。

健康保険組合が解散すると、


家計に直接的に影響が出ると思われるのは保険料率です。政府管掌健康保険では8.2%(従業員の天引き分は4.1%)ですので、今の保険料率との差がそのまま家計に跳ね返ってくることになります。
実際に利用する際に影響が出るのは独自給付です。自己負担がほかの公的医療保険制度と同じ3割であっても、入院や通院を問わず、自己負担額が一定額を超えると申請などで還付されるケースもあるでしょう。それに、保養所の利用ができたり人間ドックが格安で受けることができる組合もあると思われます。
一度、健康保険組合がどんな給付を行っているか、確認される必要がありそうです。

今後の対策


健康保険組合の給付を補う仕組みとしては、入院の場合、生命保険会社などの医療保険を思いつかれるでしょう。会社がグループ保険などの割安に保険に入れる仕組みを持っていれば、(特にまだ未加入の方は)確認されることをお勧めします。ただ、グループ保険の多くは転職や退職によって継続加入できなくなります。よって、ご自身のライフプランによっては、グループ保険以外の選択肢がよい場合もあります。
通院の場合、自己負担分は貯蓄によってまかなうことになります。とっさの時の準備はすでにされていると思いますが、今一度預貯金の残高をご確認ください。

今回の事件がご自身のライフプランについて考える大きなきっかけと考えれば、上手に活かせば一歩幸せに近づくことができるに思います。
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