全額損金ということは、解約時に全額益金になる
-
おはようございます、今日は世界知的所有権の日です。
海賊版サイトの問題などは、経済性の観点から解決すべきなのかもしれません。
保険についてお話をしています。
掛け捨てと積立の観点から、保険を検証しています。
高額な保険料にも関わらず「全額損金」で「掛け捨てでなく戻りがある」ことを売りにする商品。
確かに良さそうに思えるのですが・・・昨日も確認した通り、これらの商品は
・保険会社の取り分が高いからこそ全額損金となっている
このような特徴があります。
加えて、保険料支払い時に全額損金ということは、解約時の返戻金は全額益金、つまり売上となります。
当たり前のことではあるのですが・・・この解約に向けたコントロールというのも中々難しく。
「保険商品の設計上、解約が美味しい時期」と「経営上解約をしたい時期」が一致するとは限りません。
理想としては「企業側で大きな経費を使いそうなとき」と「保険解約の時期」を合わせたいわけですが・・・
そこまで先読みをできるような企業がどれくらいあるのか?というと実際には中々難しく。
確かに税金が安くなるのは嬉しいのですが、それでは保険会社に儲けされるのはどうなのか?
この観点からしても、この「全額損金タイプの返戻金アリ」商品は、個人的には色々と疑問をもっています。
もちろん、中にはタイミングがマッチしてすごく良い結果となることもあるのですが・・・
私としては、この手の商品をオススメすることはあまりないかな、というのが正直なところです。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
「経営」のコラム
気持ちよく、いきましょう(2021/01/11 07:01)
福利厚生、うまく使えればものすごく便利(2021/01/10 07:01)
生活費の事業経費化が可能ということ(やりすぎ注意)(2021/01/09 07:01)
福利厚生策の活用(2021/01/08 07:01)
結局、自分の希望する暮らしぶりに話が戻る(2021/01/07 07:01)