大塚 嘉一
オオツカ ヨシカズクルマ のコラム一覧
13件中 1~10件目RSS
いすゞのピアッツァと司法改革
シビックの次に私の車となったのは、いすゞのピアッツァ。デザインは、言わずと知れた、ジョルゼット・ジュージアーロ。ベレットGTR(ベレG)や、117クーペにも載ったツインカムのエンジンを搭載しています。キュートなボディながら、実はホットなハートを隠し持っている、二重人格っぽいところがたまりません。ピアッツァは、ハッチバックを世に広めるのに功績がありましたが、実はもう一つ、あまり人に知られていません...(続きを読む)
ホンダのシビックと原発
昭和50年、大学に合格した18歳のときに、初めて買ってもらった自動車が、ホンダのシビック。当時、反公害の運動が激しく、排気のクリーンなCVCCエンジンを載せたシビックは、人気のまとでした。早稲田大学の教授も乗っていると、報道されました。 高名な日本の数理経済学者が、自動車に対する呪詛の言葉に満ちた本を出す、そんな時代です。その本は、今も、岩波新書に入っています。 ところが現実は、自動車は...(続きを読む)
ヒールとしてのメルセデス・ベンツ
ウィーンで宿泊したのは、小振りだが由緒あるホテル。裏には、女の子とピクニックに行ってお昼寝でもできそうな広大な庭園が広がります。日本の政府関係者の姿も見かけました。 翌日の帰国の便は、朝が早い。そのことを伝えると、ホテルが、車を用意してくれることになりました。その夜は、結局、一睡もできませんでした。 当日、早めに出発したはずなのに、空港までの高速道路はすでに渋滞しています。ジリジリと少し...(続きを読む)
ローマでフィアット・プントを、らしく走らせる
ローマで乗ったのはフィアットのプント。二十数年前、ムサい車好きが集まったツアーで訪れたイタリヤで、フリーの日に、レンタカーでも借りようと街に繰り出すと、同じ目的でうろうろしていた同じツアーの同好の士に出会いました。二人で一台を借りることになりました。もちろんマニュアル車です。 まずは私が運転席に。左ハンドルは慣れたものと、走り出したものの、ひやひやのし通しです。もともと道が狭いうえに、周りの...(続きを読む)
ウエストコーストとポルシェ・356スピードスターの思い出
ポルシェにはあまり乗ったことがないのですが、その昔に一度だけ、356スピードスターで、真夏のウエストコーストをドライブしたことがあります。 弁護士業務の合間を縫うようにして飛んだアメリカ、初めての右側通行では、右折左折の折にも、どのレーンに進めばよいのか右往左往する始末です。それでも運転に慣れてくると、その軽快感こそが、ポルシェの原点ともいうべきこの車の真骨頂だと実感できたのでした。バスタブ...(続きを読む)
ランチア・デルタ・HF・インテグラーレ・16V
そんなに見つめないでください。あら、恥ずかしい。私ですか、そうですよ、デルタと申します。 日本の方ですよね。懐かしい。私も、以前、日本に住んでいたんですよ。こちらで生まれて、すぐに日本にやられて、最初からずーと、埼玉の弁護士の大塚嘉一先生という方のお世話になっていました。先生に育てられたようなものね。 先生は、私のこと、少し不細工だけど、知れば知るほど可愛くなる、っておっしゃって。不細工...(続きを読む)
デイムラー・ダブルシックス・シリーズⅢ-魔性の美の虜となった父と子の物語
デイムラーのダブルシックス・シリーズⅢの最終生産型を、父から貰い受けました。 父は、昔から日本車を乗り継いでいます。今も、普段の足は、日本のメーカーの空冷エンジンのワゴン車です。 その父が、20年ほど前、突然、手にいれて、私を驚かせたのがデイムラー。当時、要人の送り迎えをする機会が年に何回かあり、そのために買ったものと推測しています。ジャガーの傘下にくだったとはいえ、今もなお英国車のヒエ...(続きを読む)
マセラティは洗濯女か貴婦人か
マセラティ・クーペに、10年くらい前まで、5年ほど乗っていました。 当時、自宅と事務所の往復に加え、秩父の行政法律相談と、さいたま地裁秩父支部の訴訟事件を抱えていたので、月々の走行距離は、かなりなものになりました。プライベートに、弁護士業務にと、酷使していました。ディーラーであるコーンズの担当者Yさんに、「僕が、日本で一番マセラティに乗っているんじゃないかな」と投げかけたところ、一瞬間をおい...(続きを読む)
ジョルジェット・ジュージアロ
私の車遍歴から何台かを書き出せば、いすゞのピアッツァ、ランチアのデルタ、マセラティのクーペ、フィアットのプント。 さて、この4台には、ある共通点があるのですが、それはなんでしょう。 正解は、クルマ好きなら、先刻ご承知、デザイナーが同じ、イタリヤ人のジョルジェット・ジュージアロ。 ジュージアロは、ドイツのフォルクス・ワーゲン社のゴルフをデザインしたことでも有名です。当時、自動車評論家の...(続きを読む)
マセラティに乗るということ
マセラティは、本国イタリヤでは、フェラーリよりも歴史があり、格が上だとされています。創業者たちはレースが好きで、営業不振でブランドを手放しても、またレースを始めたほど。タレントの堺正章さんが、クラシックカーレースで乗っているのもマセラティの古いレーシングカーです。 私は、10年くらい前まで5年間ほど、マセラティ・クーペに乗っていました。こちらは現代の車です。弁護士業務に、プライベートにと、フ...(続きを読む)
13件中 1~10件目
- 1
- 2