鈴木 宏幸(建築家)- コラム「軽井沢Sさんの家づくり 『薪ストーブ』」 - 専門家プロファイル

鈴木 宏幸
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鈴木 宏幸

スズキ ヒロユキ
( 建築家 )
アトリエ137 
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軽井沢Sさんの家づくり 『薪ストーブ』

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家づくりのプロセス 軽井沢Sさんの家づくり 2010-01-14 08:00
【家づくりのプロセス】vol.10

『薪ストーブ』

なんと言っても、Sさんの家の特筆すべきは薪ストーブ!

薪ストーブ一台で、あの寒い寒い軽井沢の冬を乗り切ろうというのですから、
かなりの衝撃を受けました。
(当時の私は薪ストーブがそんなに暖かいものだと知らなかったのです・・)

軽井沢へ移住後、Sさんご家族が暮らしていた貸家にも、薪ストーブがついていて、
この家での暮らしがSさんを「薪ストーブ一台で」と決心させてくれました。

私も打合せを重ねていく過程で、もちろん真冬にもお邪魔していますから、
これが結構あったかくて、「薪ストーブって、ほんとにあったかいんだなぁ」とj実感したのを覚えています。

別荘として利用するためにつくった夏仕様の家で、
しかもストーブも古い型のものでしたので、
断熱さえしっかりすれば、新しい薪ストーブなら性能もよくなっていますし、
大丈夫だろうと・・だんだん洗脳?されていきました(笑)

さてさて、
あの寒い冬をストーブ一台でとなると、どこにレイアウトするか・・
これが大切になってきます。

最初は窓際の冷えるところをと、外壁よりにレイアウトしてみたりしていたのですが、
最終的にはやはり家のド真ん中にしました。
これは誰でも思うように単純に真ん中のほうが・・ということと、
家の中央付近を吹抜けにしていましたので、
煙突が室内を一番長く通って外へ出すことができたことが大きいです。

煙突からの輻射も期待できますし、
以前の記事でも触れたように、ドラフトが起きやすいのです。


あとは家の面積に合わせた能力の薪ストーブを選ぶだけ!


それからもうひとつ!
前回の記事をご覧いただいているかたは、もうご存知ですね。
これは設備のことではありませんが、「断熱」です。
ストーブの熱をできるだけ効率よくとどめておきたいですから、
断熱にはかなり気を使っています。
ちなみに、薪ストーブは高気密の住宅には向きませんので、このあたりも配慮が必要です。

おかげさまで、暖かい家ができました!
保険として寝室にだけ入れておいたファンヒーターも使わず、
−15℃のなか室温は15℃をキープできているそうです!

【 家づくりの極意 vol.10 】
薪ストーブ・・煙突はまっすぐ長くレイアウトすべし!


次回は、『薪ストーブ選び!』

薪ストーブ・・たくさんありますし、どれがよいのか悩みますね。


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