対象:投資相談
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野村證券のマイストーリー分配型Bコースについてです。母が3年前くらいに購入したのですが、現在約5割減になってしまっているそうです。長年コツコツ貯めてきたお金だけにショックも大きく、近日中に解約するとのこと。
私は投資など全く知識がないのですが、不景気だし破綻するかもしれないし、不安要素はいっぱいあるけれど、投資は長い目で見たほうがよいのではないかと思っています。
母も知識がなく、野村證券の担当の方に勧められたものを購入し、そのまま任せっぱなしにしていたようです。
いまこの景気悪化の状況のなか、やはり一刻早く解約したほうがよいのか、今は我慢して待機していたほうがよいのか、一部ほかの商品に変更したほうがよいのか、具体的なアドバイスをいただけると助かります。宜しくお願いいたします。
ベロニカさん ( 神奈川県 / 女性 / 33歳 )
回答:6件
ファンドや景気でなく、目的です。
はじめまして、FPの岩川と申します。
お母様の資産とのことですが、
まずは、運用の目的を考えます。
1)年金の補てんとして、分配金を受け取ることが目的なのか。
2)5年、10年後の老後の生活資金として運用しているのか。
5年、10年と比較的長期の運用で、使用しない資金であれば、
このファンドは目的に合っているものではありません。
その場合は、今後、耐えられる価格変動のリスクや
取り戻したいリターンを考えて見直しを検討された方が良いでしょう。
上がれば下がる、下がれば上がるの繰り返しです。
この数年間大きく上昇していましたので、下落は必要な場面です。
長期的には、回復せざるを得ないはずです。
それから、1)のように分配金の受取が目的であれば、
もう一度、何に投資をしているファンドか確認し、
継続を検討しても良いと思います。
ただ、分配型の考えは、
「運用した利益だけが分配されるわけではありません」
「運用を行いながら、取り崩し使っていくことが目的」です。
仮に、
貯蓄を取り崩すと10年で底をついてしまうのを、
分配型ファンドであれば、運用しながら取り崩すことで、
11年、12年と底をつくのを先延ばしにすると考えられた方が
よろしいかと思います。
ファンドが良い悪いで、売却、継続ではなく、
目的に合うか合わないかで、売却、継続を判断します。
どちらにしても、今後の資金をどのように使うかを明確にして
見直しの方法は変わってきます。
ご不明な点があれば、気軽にご質問ください。
回答専門家
- 岩川 昌樹
- (千葉県 / ファイナンシャルプランナー)
- FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
「本当に必要な資産運用」。家族のことのように考え、提案します
お客さんごとに異なるライフスタイルやリスク許容度に応じて、オーダーメイドの資産形成サービスを提供しております。資産形成を始めてみたいが、何から手を付けたら良いか解からないという方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
今後について
ベロニカ様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナー(IFA)の森本直人と申します。
ご相談の件、お母様に経済の仕組みを理解していただくことに尽きると思います。
今世界で何が起こっているのか理解しないまま、表面上は、急激に値下がりしたため、パニックに陥っている方は、多いです。
そもそも、何も勉強せずに、人任せで、勝手に右肩上がりで、増えていくような話はないと理解した上で、投資・運用に取り組むべきだったと思います。
では、どこで勉強したらよいかですが、今は、こちらで回答を出しているような独立系のアドバイザーが居りますので、フィーリングの合いそうな人を選んで、相談されるのも、ひとつの方法です。
証券会社の営業担当の方は、1年ごとの販売成績で、社内評価されますので、どうしても、まとめて大きな金額を投資してもらうような案内になりがちです。
もちろん、中には、親身になって、相談に乗ってくれる営業担当の方も居ますが、特定企業に所属していることのしばりは、当然あります。
一方、独立系のアドバイザーは、文字通り独立自営で仕事をしていますので、評価されるのは、ご相談者のみからです。
転勤等もなく、転職に逃げることもできませんので、継続的なお付き合いを前提としたアドバイスを行っていくことになります。
これからの時代は、余程のお金持ちでない限り、自己責任による投資・運用を避けて通ることが、却って、他のリスクを高めることにもなります。
一度、検討されてみてはいかがでしょうか。
回答専門家
- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
3点確認してください
ベロニカ 様 バームスコーポレーションの杉山と申します。
3点確認してください。3点とは以下の3つです。
1. Aコースへの切り替え(スイッチングといいます)を考える
2. 気持ちを優先して解約する前に…
3. ファンドの特徴を再確認する
1.
AコースとBコースの違いをご存知ですか?Bコースは為替ヘッジをしないもの、つまり、為替のリスクを投資家が負担するものです。Aコースは為替のヘッジを行うもの。為替のリスクはほとんどありません。Aコースのほうが価格の変動(つまりリスク)は抑えられています。BコースからAコースに変更することができるようですので、これが一つの選択肢かと思います。
2.
「コツコツ貯めてきたお金->半分になった->解約」という気持ちはよくわかります。ただし、これはマイストーリーというファンド限らず、ほとんどのファンド投資家が等しく感じている気持ちだと思います。お母様の気持ちが先行しているのであれば解約は仕方がないかもしれません。解約も一つの選択肢ですね。でも、こちらのような考え方もあることを知っていただければと思います。
3.
それから、マイストーリー(Bコース)というファンドの特徴を確認しておきましょう。
(1) 外貨建て資産に8割程度投資しています
-> 為替の影響を受けます
(2) ハイイールド(高い利回り)債券やエマージング(新興国)債券など、比較的リスクの高い債券が30%程度含まれている
-> 景気が悪化すると信用リスクのコストが上昇により運用成果に悪影響
(3) 債券の割合が75%と高くなっている
-> 金利の変動、債券の発行等の影響を受けやすい
合理的に判断するのであれば、こういった特徴を理解した上で判断されると良いと思います。ご自分で検討できなければ、FPに相談されても良いと思います。
回答専門家
- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
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記事制作に関するご相談
吉野 裕一
ファイナンシャルプランナー
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破綻をしても・・
はじめまして、ベロニカさん。
''FP事務所 マネースミス''の吉野裕一です。
現在の世界の株価安で、投資信託の影響は大きいですね。
基準価額の下落で心配されていると思いますが、投資信託の場合、お客様のファンドは別管理されています。
ですので破綻に陥ってしまった場合でも、証券保管振替機構というところで管理されていますので、その日の基準価額は保障されています。
現在、お母様の保有されているものは毎月分配型ですよね。
毎月分配型というのは、運用が悪くても分配金が出されるので、基準価額はこういった運用が悪い時には下がってしまいます。
ただお母さんが年金の不足分として保有されているのであれば、その分配金も併せて考えられた方が良いでしょうね。
ただ、投資は分散が基本と言われています。
1銘柄へ投資をされているとリスクの分散がされませんので、資金は分散させた方が良いでしょう。
まず、お母様の資産全体で考えられてください。
ファイナンシャルプランナー
4
一部変更を考えたほうがいいでしょう。
ベロニカさん、はじめまして。
株式会社くらしと家計のサポートセンターです。
今、金融機関の勧められるままに購入して大きく下がったという相談が多く寄せられています。
金額をどのくらい購入されているのかわかりませんが、1本のみというのはありえないですね。
1本のファンドで運用されていると、その成績次第で大きく影響しますね。
運用方針の異なるファンドいくつかに分散したほうがよかったのですが・・
お持ちのファンドは分配型です。分配を出すことを目的としているファンドですので
すでに出た分配金も合わせてかんがえましょう。
また為替ヘッジもありませんので、円高の影響も受けています。
モーニングスターの五つ星評価 ☆(1個)ですので、運用成績としてはあまり良くないようです。
一部は他のファンドを考えたほうがよさそうですね。
その際、お母様の希望が分配金を受け取って、生活費の足しにしたいのか、それとも当分は使う予定がないのかで商品は異なります。
また、下がったショックから安定運用に乗り換えると、戻る可能性が下がってしまいます。
これを機にFPに相談されてはいかがでしょう?
もうこりごりと普通預金に眠ってしまうことだけは避けたいですね。
せっかくコツコツためてきた老後のための資金ですから。
株式会社くらしと家計のサポートセンター
http://www.fpwes.com/
吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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3通りの選択肢と参考例です
ベロニカ 様
初めまして、オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
投資信託の資産は信託銀行で別管理されていますので、販売会社や運用会社が倒産としても、資産は確保されます。但し、運用成績が振るわず資産額少なくなった場合等、償還されることがあります。その際には、当日の基準価格分が変換されますので、破綻にはなりません。
投資はベロニカ様がお考えのように長期で運用されることがベーターです。
多分配型のファンズオブファンド(バランス方投信など)は、定期的な分配金の配当を必要としない(再投資をお選びの)方には不向きな投信です。
分配金に充てる原資のための売買手数料や配当ごとに税金の支払が発生し、複利運用と税の繰り延べ効果が得られません。そして信託報酬も高めになります。海外の株なら株、債券なら債券を対象とした夫々のインデックス・ファンド購入をお勧めします。
然しながら、年金代わりに元本も含んた分配金を得る目的で購入された場合は、現状の投信を保有・継続されること選択肢の一つになります。
また、これ以上の損失に耐えられない場合は、損失を確定されて定期預金等の元本が安全なものを選択されるようお勧めします。
そして、現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています市場の下落が落ち着いた際に、インデックス・ファンドの購入をお勧めします。
補足
上記の対応を決める参考として、私の現在の対応をご紹介します。
☆参考として、
現況は世界同時株安・不動産価格の大暴落と為替の変動等々でリスク(変動率、価格の振れ幅)が急上昇しています。私は、このようなパニック時には、事態が収まり多少安定するまで動かないことで乗り切る「やせ我慢」を決め込んでいます。
確かに100年に1度の暴落とは思いますが、過去にも金融危機はブラックマンデー、ITバブル、アジア通貨危機、LTMの崩壊、911ショックなど度々発生しています。そして、期間は別としてその都度立ち直り、長期的には上昇してきました。
市場価格の暴落は極めて短期間に起きますが、価格の急騰もやはり短期間で発生します。それらが何時発生するかは判らないため、市場に留まることが重要と考えています。
(現在のポイント:13pt)
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