対象:損害保険・その他の保険
このたび、築30年の土地付き住宅を購入しました。
購入時の不動産会社が提示した金額は、土地の評価のみで、建物は価値なしという物でした。
ローンを組んだので、火災保険に加入+質権を貸し手につけることになっています。
火災保険の見積を採る際、再調達価格にすると、建築時の費用が不明のため、建坪から計算して1900万円ほどになると言われました。
この火災保険で、地震保険に加入すると、950万円の地震保険になりますが、地震保険の支払い限度額に、時価額が上限と書かれています。
加入する時点で、30年経過した物件です。
これから、10年、20年と経った時に、地震被害に遭った場合、築40年、50年になっています。
このとき、全壊したら、地震保険の950万円は、支払われるのでしょうか?
時価額を算定して、950万円に満たないと言われて、満額支払われない事があるのでしょうか?
支払総額5兆円の話は、抜きにして、説明お願いします。
ちなみに、入居前にリフォーム(1000万円強)をして入りますが、耐震工事というレベルの物までは行いません。
自身でも、保険代理店に聞いたところ、満額支払われるという回答と、時価額しか払われないという回答があって、どちらを信用するべきか、わかりません。
満額支払われるのであれば、時価額の文言が明記されている意味がわかりませんし、意味をたどると、やはり時価額が上限になるのかと思ってしまいます。
逆に、地震保険が、そういった低い補償しかないのなら、古い家で、加入する意味があまり無いようにも思えますし、古いから補償しないというのも酷い話ではないかとも思えます。
長々と、申し訳ありませんが、よろしくご教授お願いします。
わおさん ( 愛媛県 / 男性 / 35歳 )
回答:1件

清水 光彦
ファイナンシャルプランナー
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古い家の地震保険
こんにちは、清水保険資産設計[[http://www.sifp.ecnet.jp:http://www.sifp.ecnet.jp FPの清水光彦です。
結論から申し上げると、地震保険は時価を限度にして保険金が支払われます。
だだし、そこで誤解されやすいのが「時価」とは何だ? ということです。
火災保険をはじめて契約する際には、保険代理店は必ず「評価」をおこないます。
この評価は建物の構造や面積などで計算しますが、「再調達価格(新価)」と「時価」を算出します。
この「時価」以上の保険金は支払われない、ということが基本になります。
家が古くなると時価も下がるのが一般的な考えですが、少なくとも住宅として住んでいる限り、どんなに古い家であっても、ある程度の金額が時価として評価されます。(税法上の時価とは異なります)
また、地震保険は火災保険の保険金額の50〜30%の範囲内で設定しますので、火災保険の保険金額を「再取得価格」で契約され、その50%で地震保険の保険金額を設定しても、地震保険の保険金額が「時価」を上回るということは、まずないはずです。
今回のケースでは「再調達価格が1900万円」とのことですが、「時価」は950万円を上回っているはずです。(もし、ご心配でしたら契約した代理店さんに時価を確認してください)
その結果、万が一、家が地震で倒壊したり、地震による火災で焼失(全損)してしまった場合は「950万円」が支払われることになります。
ご安心ください。
評価・お礼

わおさん
回答ありがとうございます
時価価格の評価方法が、なかなかたどり着けない懸念事項でしたので、随分、スッキリしました。
時価については、契約前に代理店にもう一度確認してみます。
保険会社の、時価の算定式など解れば、完璧に懸念払拭でしたが、これは、契約時に確認でなんとかなりそうです。
地震保険が、保険額支払われないのであれば、少し割高ですが、地震災害時にも、再調達価格の50%で支払われる、JAの「建更」なども、検討していた所ですので、金額的な面でも助かりました。
保険会社は、時価について、もっと詳しくパンフレット等に掲載してもらえるとありがたいですね。皆、新築ばかりでは、ないのですから。
(現在のポイント:1pt)
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地震保険は万が一の備え!もしもの時があっても安心できる準備をしておきましょう
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