対象:ペットの医療・健康
今日の朝方4時〜1.2時間おきに嘔吐か白い粘った泡を吐きつずけます。無理やりに吐き出すような吐き方で、ガーガーと言って出そうとします。少し血が薄っすら混じる時もあります。体重も5月〜150g位減ってきています。いつもは、朝・晩アルジオキサ1/4錠を飲んでます。ご飯は、今日は食べさせてません。便は、いつもと同じ感じでした。朝、診察してもらい点滴と注射をしてもらいましたが未だに変わりません。血液検査はしてもらってません。昨日は、特に変わった様子はありませんでした。
shiroさん
回答:1件
ガーガー音
二つの可能性が考えられます。一つは軟口蓋の下垂(過長)というもので、軟口蓋(俗に喉ちんこといいますが・・・)が垂れ下がって、吸気時に、その垂れ下がった軟口蓋を気管に吸い込んでしまうためにガーガーという音が出てしまうケースです。短頭種といって、ブルドッグ、フレンチブル、ボシトンテリア、パグなどのように鼻の詰まった犬種に多く発生しますが、ポメラニアンでも、鼻の短い(ストップがきいた)タイプの仔にも、起こりがちです。また、若いときに肥えていて、老犬になって少し痩せてきたときに出てくるようです。 もう一つ、ポメラニアンでよく拝見するのは、気管虚脱という疾患です。これは丸い筒状の気管が、胸のはいり口のところや、心臓の少し手前でへしゃげてしまう疾患です。これにさらに心肥大が加わりますと、益々、気管が細くなって、時にガーガーと聞こえるようにまでなってしまうことがあります。
軟口蓋下垂は喉の奥を検査しなければいけませんので、なかなか動物では難しい検査になります。そこでまず、X腺検査で気管虚脱の有無を調べて、気管虚脱がなかったら、軟口蓋下垂の可能性が高いということになります。
気管虚脱は気管支拡張剤などの内服から始まりますが、稀に激しく気管が変形して呼吸が難しくなり、生命に影響を及ぼす場合には、手術と言うことになります。
軟口蓋下垂も程度が進行すれば、深く吸い込んで、意識不明で倒れてしまいます。こういうことがたびたび起こるようになりますと、やはり手術による過長部の切除と言うことになります。最近では超音波メスや、レーザーメスなどで、術中の出血、術後の激しい疼痛、腫れもなく迅速に終了します
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