対象:家計・ライフプラン
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上海で現地採用で働いています。今後の中国経済の発展、元の値上がり等を見越してこのままずっと中国にいるつもりです。
いずれこちらで家も買いたいと思っております。
私の家計のやり繰り方法についてのアドバイス、何かリスク等有りましたら、ご教示願います。
32歳男 独身
下記すべて日本円にて1元=15円で計算
給料手取り30万円(人民元2万元)
●家計
住居代(上海郊外2LDK)27,000円
電気、水道代3000円
携帯電話、保険会社負担
食費、小遣い等9万円
現地ファンド投資9万円
貯蓄9万円(次回定期貯金の資金)
●投資
中国
現地中国銀行定期貯金250万円(1年定期金利3.78%)
※金利がまだ上がる可能性が高い為1年ごと見直し。現在1年4.14%
現地ファンド300万円(現在中国株低調の為、マイナス80万円、ですが毎月投資でリスク低減)
日本
FX60万円
中国株130万円
現地採用の身で少し不安が有りますが、上海の利便性、物価安をみたら、日本での生活より良い暮らしをさせて頂いていると思います。しかし将来の不安から今回ご質問させて頂きました。
何卒、よろしくお願い致します。
くりくりさん ( 千葉県 / 男性 / 33歳 )
回答:3件
ライフデザインについて
くりくりさんへ
こんにちは。ファイナンシャルプランナーの上津原です。
今の生活は充実している反面、将来の不安は尽きないところなのでしょう。
家計については、貨幣価値を保てるだけの運用ができれば、現在の状況でよいと思われます。堅実に貯蓄や運用もできているようですね。
問題は、資産運用も含めたライフプランです。
ずっと中国に居続けるのであれば人民元を中心においた資産運用でよいと思います。但し、これから日本に戻られる予定がある場合ははその点を考慮に入れます。
現在は中国の経済成長が続いているため、人民元の価値がどんどん高くなっていっていると思います。だから、日本円での価値を高める場合も人民元建ての運用で良いのかも知れません。ただ、10年後、20年後に何がおきるかは分かりません。だから、長い目で見ると、通貨の分散投資も必要になってきます。
これからどのような生活をしたいのかが決まれば、お金に関するとっさの時にどのようにして身を守ればよいのかがおのずと決まってきます。
評価・お礼
くりくりさん
ご回答大変ありがとうございます。
私の場合は中国経済の成長が続く限りは中国に居るつもりです。
8月にオリンピックを迎え更に安定した経済成長が見込めると思います。
確かに長い目でみると通貨の分散投資が必要かもしれません。
大変参考になりました。ありがとうございまいした。
回答専門家
- 上津原 章
- (山口県 / ファイナンシャルプランナー)
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
心とお金が豊かになるライフプランを一緒に作成しませんか。
「上津原マネークリニック」という名前には、お金の無理やストレスのない「健やかな」暮らしを応援したい、という思いがこもっています。お客様の「ライフプラン設計」を第一に、また「長いお付き合いを」と考え顧問スタイルでライフプランを提案します。
吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
-
グローバルな観点で分散投資をお勧めします。
くりくり 様
初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
現地採用の由、中国の経済の変調が伝えられています。景気後退があれば日本に帰国されるのでは無いでしょうか。
上記を踏まえ、リスクを申し上げます。
中国の物価上昇率は7.1%(6月)です。2007年のインフレ率も4.2%(2007.10.01アジア開発銀行予測)ですから、定期預金の金利はインフレに追いついていません。
高い金利を提供する銀行への預け替えか、マネー・マネジメント・ファンドで高いものをお選びになられるようお勧めします。
元の値上がりは保証されていません。通貨は様々の要因で変化します。世界的に品質が同一とされている、マクドナルドのビックマックで比較すると為替の不均衡(歪みがある)が分かります。一つの通貨に偏ることなく通貨の分散をお勧めします。
「ビッグマック指数から見る円高・円安」
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/31166
現地ファンドと日本で保有されている中国株、投資対象を1国に集中されていますが、変動幅が大きくリスクの高い投資手法になります。1点集中は当たれば大きな利益を生じますが、外れれば大きな損失も蒙ります。
例えば、日本株式のリターンは6%でリスクは21%です。日本株式でも最悪ケースは年間-36%の損失を蒙ることがあります、新興国である中国のリスク(変動率)は日本以上に高く、国内外の株式と債券への分散投資をお勧めします。
なお、ドルコスト平均法の効果は限定的です、あまり過信されぬようお伝えします。
例えば、市場が下降トレンドでは常に購入価格は高くなり、上昇トレンドでは、価格の上昇に追随するだけでもので原価は一括購入よりも不利になります。
様々な実証研究によれば資産運用の成果の91%は資産配分によって決まると報告されています。
中国国内外の債券や株式への分散投資をお勧めします。
私の運用例です
http://www.officemyfp.com/myfundreport1.html
評価・お礼
くりくりさん
ご回答大変ありがとうございます。
インフレ率4.2%が定期の金利に追いついていない!ちょっと衝撃です。いつも、これらの数字は何気なく見ていました。
実際こちらの物価もどんどん上がってますね。豚肉、食料油等、急騰です。ですが、日本ほど大変なイメージが無いです。
私が中国行く前(5年前)のガソリンの値段と今を比べたら異常過ぎます。
また、確かに中国1点集中し過ぎるとも私も感じます。これを機に見直しが必要かも知れません。
大変参考になりました。ありがとうございました。
岡崎 謙二
ファイナンシャルプランナー
-
中国在住お金のやりくり
こんちわ。FPコンサルティング岡崎です。
基本的な家計やりくりや投資政策は問題ないでしょう。日本人が元を持つのは現地で働かないといけませんし貴重ですね。今後金利も上がるでしょうし、減税するでしょう。あまり不安もないのでは?上海の利便性、物価安をみたら、日本での生活より良い暮らしだとおもいます。
仕事のスキルが高ければどこへいっても問題はありません。ぜひがんばってください。
評価・お礼
くりくりさん
ご回答ありがとうございます。
専門の方に問題が無いと言われると安心します。
実際、あまり不安は感じていません。
中国人と比べたら悪いのですが、日本に居た給料が平均とすれば、中国ではその8倍の量になります。
ですから小金持ちの生活が味わえます。(上を見たらキリがありませんが)
一番の心配は仕事になります。
現在、中国経済の発展につれて、私の会社のスタッフの人件費がどんどん上がっています。(工場なので多人数)
いつかは中国での工場運営の意味が無くなってきてしまうでしょう。
それにつれて現地の私の仕事も無くなってしまう可能性があります。
仰るとおりスキルを常に磨かないといけません。
応援ありがとうございました。
(現在のポイント:-pt)
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