対象:家計・ライフプラン
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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グローバルな観点で分散投資をお勧めします。
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くりくり 様
初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
現地採用の由、中国の経済の変調が伝えられています。景気後退があれば日本に帰国されるのでは無いでしょうか。
上記を踏まえ、リスクを申し上げます。
中国の物価上昇率は7.1%(6月)です。2007年のインフレ率も4.2%(2007.10.01アジア開発銀行予測)ですから、定期預金の金利はインフレに追いついていません。
高い金利を提供する銀行への預け替えか、マネー・マネジメント・ファンドで高いものをお選びになられるようお勧めします。
元の値上がりは保証されていません。通貨は様々の要因で変化します。世界的に品質が同一とされている、マクドナルドのビックマックで比較すると為替の不均衡(歪みがある)が分かります。一つの通貨に偏ることなく通貨の分散をお勧めします。
「ビッグマック指数から見る円高・円安」
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/31166
現地ファンドと日本で保有されている中国株、投資対象を1国に集中されていますが、変動幅が大きくリスクの高い投資手法になります。1点集中は当たれば大きな利益を生じますが、外れれば大きな損失も蒙ります。
例えば、日本株式のリターンは6%でリスクは21%です。日本株式でも最悪ケースは年間-36%の損失を蒙ることがあります、新興国である中国のリスク(変動率)は日本以上に高く、国内外の株式と債券への分散投資をお勧めします。
なお、ドルコスト平均法の効果は限定的です、あまり過信されぬようお伝えします。
例えば、市場が下降トレンドでは常に購入価格は高くなり、上昇トレンドでは、価格の上昇に追随するだけでもので原価は一括購入よりも不利になります。
様々な実証研究によれば資産運用の成果の91%は資産配分によって決まると報告されています。
中国国内外の債券や株式への分散投資をお勧めします。
私の運用例です
http://www.officemyfp.com/myfundreport1.html
評価・お礼
くりくり さん
ご回答大変ありがとうございます。
インフレ率4.2%が定期の金利に追いついていない!ちょっと衝撃です。いつも、これらの数字は何気なく見ていました。
実際こちらの物価もどんどん上がってますね。豚肉、食料油等、急騰です。ですが、日本ほど大変なイメージが無いです。
私が中国行く前(5年前)のガソリンの値段と今を比べたら異常過ぎます。
また、確かに中国1点集中し過ぎるとも私も感じます。これを機に見直しが必要かも知れません。
大変参考になりました。ありがとうございました。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
上海で現地採用で働いています。今後の中国経済の発展、元の値上がり等を見越してこのままずっと中国にいるつもりです。
いずれこちらで家も買いたいと思っております。
私の家計のやり繰り方法につい… [続きを読む]
くりくりさん (千葉県/33歳/男性)
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