対象:新規事業・事業拡大
回答:6件
基本的に個別見積りです
中小企業診断士の長谷川です。こんにちは。
コンサルティング費用に関するご質問ですね。
コンサルティングは大きく以下の3パターンに分類できます。
(1)成功報酬
(2)顧問
(3)プロジェクト
(1)成功報酬はコンサルティング結果に基づいた定量的な数値から、報酬(コンサルティング費用)を決めます。例えば新規事業の売上高の5%を報酬とするといったようなことです。
(2)顧問は月に何回訪問して、1回あたり何時間といったようなことを決めます。コンサルティング終了までの期間を明確にしないイメージです。
(3)プロジェクトタイプは、プロジェクト期間、作業項目、成果物、訪問頻度などを決めます。
着実にコンサルティングを進めるという意味で、(3)のプロジェクトタイプが一番多いパターンではないでしょうか。
プロジェクトタイプについて、私のコンサルティング経験からお話させていただきます。
基本的にコンサルティング費用は個別見積りです。コンサルティング案件の内容から、作業項目、作業工数、参加メンバーなどを検討し、コンサルティング費用を見積もります。
例えば、コンサルティングファームが大手企業にコンサルティングプロジェクトを実施する場合ですと、メンバー3人、期間3ヶ月でコンサルティング費用が2〜3千万程度が一般的です。
このようなコンサルティング費用は中堅・中小企業にとっては高額ですので、私はコンサルティング費用を抑えるようなスタイルでのご支援をしております。
次に手順、手続き方法ですが、まずは一度顔を合わせて打合せをすることから始まります。
コンサルティングテーマ、問題点、コンサルティング費用などについて一度お話を伺い、その後コンサルティングに関するご提案をすることになります。
心がけておくべきポイントは、プロジェクトプランの妥当性について精査しておくことです。プロジェクト期間、作業項目、作業期間などについてロジカルに検討することが重要です。
回答専門家
- 長谷川 進
- (神奈川県 / 経営コンサルタント)
新規事業成功の鍵は、リスクヘッジを考えた事業戦略策定にあり
日本アイ・ビー・エム在籍時の15年間に多数のITプロジェクトに参画しました。その経験から、「新規事業が失敗する場合の多くは、構想段階に問題がある」と考え、リスクヘッジを根底においた事業戦略の策定、プランニングを行っております。
事業立案から事業化までのコンサルティングフィー
ご質問の「事業立案から事業化まで」のコンサルティング費用についてですが、
このような期間を区切らなければならない案件については、
フェーズごとにプロジェクト内容を明確にして、
費用を設定していくことになることが多いのではないかと思います。
新規事業の内容が明確になっているのかいないのか、
マーケットのニーズを把握しているのかいないのか
社内のリソースを使うのか、新たな人材を募集するのか
事業化を目指す時期は決定されているのか など
現在の時点でどこまで明確になっているかや貴社のリソースの得意分野などによって、コンサルタントが関わるべき範囲と深さが変わってきます。
まずは思い描いている新規事業について、コンサルタントとお打ち合わせされることから始めるのがよいでしょう。
事業化が実現してからは、月額報酬で継続的な事業運営についてのコンサルティングを実施される場合が多く、また相談もされやすいのではないでしょうか。
回答専門家
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コンサルティングとは?をスタートに
コンサルタントに仕事を依頼される場合、「コンサルティング」
の意味をしっかりと押さえる必要があります。
辞書的には、コンサルティングは「助言、指導」という意味になります。
コンサルティング会社も当然その意味にそった活動をされています。
しかし、多くの依頼企業は「何かを実現してくれること」を期待しています。
実際には、「実現するのは企業側である」ことを認識する必要があります。
その意識を合わせるところから始めないと、発注時には「これが相場なのか」
「他社と比べて安い」と思っていたものが、業務が進むにつれ費用対効果の側面から
「この仕事であの金額は高い!」ということにもなりかねません。
コンサルティングの種類で言いますと、新規事業の立案からということですので、
「戦略」という冠がついたコンサルティングが最も近いと思います。
費用面で言いますと、数ある種類のコンサルティングの中では最も高い部類です。
他の専門家の方も書いておられますが、基本的に個別見積であり、関わる内容によって
違ってきます。
もし可能であれば依頼されるコンサルティング会社に、報酬の「計算根拠」を聞かれると
良いのではと思います。
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長坂 有浩
経営コンサルタント
3
「お願いしたい事」の具体的内容で変わります。
コンサルティング報酬は、不動産等の手数料と異なり、コンサルタントや仕事の内容によって実に様々です。皆様には分かりにくくなっているのでしょうね。
一般的には、以下のフィーの体系があります。
(1)月額
(2)プロジェクト単位
(3)1時間単位
(4)成功報酬
金額は本当にコンサルタントによってまちまちです。全体的には、金額に応じてコミットメント度合いが変わるというのが一般的かと思います(特に月額ベースと時間ベース)。より頻繁にミーティングをし、アウトプット資料を作成する等になると金額が高くなります。
コンサルタントを使う際に、一番大切なのは、「どんなサポートをしてほしいか」をできる限り具体的にイメージして、コンサルタントに相談すること。コンサルタントはあくまでも仕事の内容でフィーを決めていく場合が多いためです。
例えば;
(1)自分のアイディアや事業計画をコンサルタントとディスカッションしながらブラッシュアップしたい
(2)収益シミュレーションを一緒に作ってほしい
(3)自分の考えていることを事業計画書にまとめてほしい
(4)マーケット等環境分析をお願いしたい
(5)資金調達まで手伝ってほしい
(6)パートナーとなる事業会社を紹介してほしい
逆に言うと、内容によってこれだけバリエーションがあるので、ご自分で明確にイメージを持っていないと実際に始まってみて期待とのギャップが出ることがあるのでご注意ください。
私がもしお手伝いをするとしたら、どれだけ頻繁にミーティングをするか、作業は必要かに応じて月額ベース10万円単位でフィーを設定するかと思います。事業の立上げ時は毎日のように疑問な点や悩みはでてくるかと思う一方、それは予期できないことも多々あるので、月額をご提案することが多いです。
ご参考になれば幸いです。
工藤 英一
経営コンサルタント
2
費用も重要ですが成果が出るか出ないかが全てです
コンサルタント費用は、良いコンサルタントに出会えればいくらでも安いものです。
反対に、良くないと、タダでも高いものにつきます。
1.普通、1人〇〇万円×稼働日数+事務費のような感じだと思います。
たとえば、ある会社の規定が、
シニアコンサルタント 1日30万円、コンサルタント 1日20万円、ジュニアコンサルタント1日10万円
だとします。
計画から日数を計算すると、
・シニアコンサルタントが稼働する日数が9日
・コンサルタントが35日
・ジュニアコンサルタントが70日
になったとします。
すると、9×30+35×20+10×70=1670万円 これに事務費が数十万円プラスといった感じになります。
2000万円程度ですね。
研修などが入ってくると、研修費が別途必要になります。
2.問題は、能力×コミュニケーションです。
コンサルひとりで成果は出せません。
コンサルがいくら能力が高くても実績があっても、担当者や現場が嫌っては、良い成果は期待できません。
実績を確認しましょう。
また、実際に困っていることを相談してみて、返答を吟味するのも良いと思います。
戦略レベルから現場の工夫まで、細かく段階に分けて聞いていくと、得意不得意が見えてきます。
得意分野が御社の必要なところと合えば、第一関門通過です。
第二関門はコミュニケーションです。
これは、
1)どのくらい自分の話を聞いてくれるか
2)返事やアドバイスや意見をくれるときに、自社(自分)が使った言葉をどのくらい使って話してくれるか
を見ます。
これがしっかりしていれば、コミュニケーションの取れる良い方です。
3.コンサルティング業務委託契約書で注意すべき点は?
・業務内容をこまかく書くこと
・「解除出来る場合」やその理由を明記すること
・請負契約か委任契約か明記すること
です。
4.プロジェクト全体をある程度作り込まないと委託しにくいのも事実です。
最初から大手に依頼するのではなく、最初の段階、企画から計画作成までは良い個人コンサルに依頼し、実働時に大手に依頼するのみ手です。
良い個人コンサルは、最初は、商工会議所や振興公社、中小企業支援機構などに相談に行き、そこから、紹介をしてもらうのも良いと思います。
by Qualia-Partners(工藤英一)
(現在のポイント:2pt)
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