対象:新規事業・事業拡大
回答:4件
新規事業開発を外部委託するメリット・デメリットの件
新規事業の開発時に外部委託を選択する場合、先方に全てを任せ、先生と崇め奉るだけではダメです。
「仕事をきちんと役割分担してしまうと、実はうまくないことが起こる。」という新規事業ならではの特徴があります。
既存事業においては、役割きちんと定義し分担し、それぞれの業務を効率化していくことが求められます。それがないと、何をすればいいのか分からなくなり仕事が停滞したり、同じことを複数の人が重複して進めてしまったりして何かと非効率になってしまうからです。
しかし、新規事業においては、顧客も製品もサービスもパートナーも明日になれば変化している可能性があるのです。そのため、業務プロセスを標準化したり、固定化したりすることが難しいだけでなく、やりすぎるとビジネスチャンスを逃してしまうことになりかねません。
弊社でも茶話本舗という介護事業をフランチャイズ展開しており、新規参入のための委託を受ける事があります。その中でも、ある程度の割り振りは決めるものの、臨機応変に手薄になっているところに、余裕のある人がフォローに入るということを常にやっております。
普通、社外に仕事を頼むときには、きちんとした契約に基づいた成果が要求されます。そのため、それぞれの役割もはっきりと定義づけられ、その役割以上のものは求められません。しかし、新規事業や新商品開発、技術の事業化に関する限り、このような役割の明確化がもたらすメリット以上のデメリットを生みだしてしまうことがあるのです。
もちろんある部分は任せないと仕事を頼む意味はないのですが、一部でもいいので、とにかく関わっていくことです。そうすれば、任される側にもいい意味で緊張感がでますし、生々しい意見が聞けたり、顧客ニーズが肌感覚で感じられるようになります。
委託するというよりも、チームのメンバーを探す感覚を持つほうが、より役に立つパートナーを得られる可能性が高いのです。。
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外部委託はプロジェクト対応で行いましょう
こんにちは。山本 雅暁です。
ご相談者から頂きましたご質問に対して以下のように回答させて頂きます。
御社は、今まで新規事業開発の企画・実行を自ら行っていたとの仮定に基づいて説明致します。
外出しするメリットは以下の通りです。
・御社の時間が取られずに、新規事業企画が作成可能、
・外部の新鮮なアイデア・プランにより、今までにない新規性を持った事業企画が提案される可能性あり
・契約内容によるが、自社で行うよりも、安いコストで事業企画が作成可能性あり、
デメリットは、以下の事が考えられます。
・新規事業開発のノウハウが自社に蓄積されない、
・自社の企画開発能力が低下する、
・自社スタッフのモチベーションが低下する
外部委託は、上記デメリットを考慮して自社による企画とバランスを取って行う事をお勧めします。
また、提案されてくる企画内容が御社の期待と異なったものになり、無駄な時間とコストが発生するリスクがあります。
このリスクを抑えるには、委託会社に一任するのではなく御社内にプロジェクトを起こし、以下の対応を行う事をお勧めします。
1.発注段階で御社の企画要求(要求仕様)を文書の形で明確にする、
2.契約時に、3回くらいの中間報告を確約させ、その報告時に御社の企画仕様通りの内容になっているかどうか確認し、必要に応じて修正を求める、
3.企画会社に対する専任のスタッフを置き、進捗を常にウオッチする、
4.お金の支払いは、上記中間成果物の提出に応じて分割して行う、など
委託会社の選定に当たっては、複数の会社から企画提案を出してもらい、御社の企画要求に対して一番合った会社の提案を選びます。
この時、企画会社の過去の実績や評判なども確認することが大事です。
私のコラム記事についてご質問があれば、何時でもご連絡ください。お待ちしています。
今後ともよろしくお願い致します。
“グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁”
回答専門家
- 山本 雅暁
- (神奈川県 / 経営コンサルタント)
- グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 代表
起業・企業存続の為の経営戦略立案・実行と、ビジネススキル向上
起業及び、事業拡大や経営合理化を目指す企業に対して経営コンサルを行います。大手メーカーで得た経験を活かし、補助金活用、アライアンスやM&A、市場分析に基づいた事業戦略策定・実行や事業再生を支援します。OJT研修でのビジネススキル向上を支援します。
藍原 節文
経営コンサルタント
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外部委託は慎重に行いましょう
新規事業のほぼ全てを外部委託する際には、ビジネスチャンスを逃さない
程度に、慎重に物事を進めていきましょう。
おはようございます。販売促進とデザイン制作を行っております
ファースト・シンボリーの藍原です。
新規事業開発にあたって、企画から実行まで事業開発の全てを外部の会社に
一任したいとのことですが、メリット、デメリットは以下になります。
【メリット】
■自社内にない新たなノウハウでの事業展開が可能
■時間短縮でのビジネス立上げができる
■ヒト・モノ・カネ・情報の経営資源が揃った状態での事業が可能
【デメリット】
■事業の主導権が不明確になる
■考え方の不一致が発生した場合、トラブルになる危険性がある
■距離感が発生するため、意思統一が難しくなる
私が支援している企業様で、飲食店を経営している企業、レンタル
オフィスを経営している企業がありますが、そのいずれでも新規事業の
業務委託を請け負うかどうかで迷っている部分があります。
(質問のケースとは逆の立場です)
迷っている理由の、最たるものは、
''「意思統一」''
です。
意気投合している間はいいのですが、何か歯車が狂い出すと、お互いが
それぞれの責任にする可能性が出てきます。
ですので、外部委託先を選定する際の基準は、
''1.経営感覚の一致''
''2.企業理念の一致''
''3.その事業での成功ノウハウを持っている''
以上の3点でしょうか。特に1,2に関しては最重要視してみてください。
ですので、外部委託するのであれば、新規で委託するのではなく、今まで
何らかの形でお付き合いしている企業様にお願いするのが良いかもしれま
せん。
株式会社ファースト・シンボリー
山藤 惠三
クリエイティブディレクター
-
外部委託のメリット・デメリットは?
こんにちは、新規事業展開はいつでもチャレンジ精神をくすぐりますね、
エスオープランニング、山藤(サンドウ)です。
以前、レストランリニュアルやクラブを手がけた経験からご回答します。
*メリット
1 新しい発想、展開が期待できる。
2 外部のノウハウを学習できる。
3 短時間で最新のトレンドなどを導入できる。
*デメリット
1 外部任せになりがちになる、
2 責任の所在が不明確になりがち、
3 熱意と情熱が散漫になりがち、
などです、
紙面の都合、細かくは書けませんが、
デメリットであげたものも解決方法があり、メリットも裏返せばデメリットとして、
発生する可能性も排除できません。
*選定のポイント
1 信頼できる委託先
2 内容と実績
3 熱意と情熱のある担当。
特に、3は、新規事業の場合、やはりキーマンとして、
情熱が伝播する(させる)ような「人材」が、一番重要です。
ご参考になれば幸いです。
オールアバウト/専門プロファイル、山藤
デザインと映像のエスオープランニング
(現在のポイント:-pt)
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